四字熟語

断金之交だんきんのまじわり

心を一つにした二人の力は、硬い金属さえも断ち切るほど強いという、極めて固い友情。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
部活ダブルスなど二人一組の目標に掲げるなら合う。大人数のチームには原典とずれる
スピーチ二人一組で成果を出してきた関係の紹介に。意味を一言添える
注意: 原典は「二人」の結束を言う。大人数のチームや組織の結束に使うとずれる。

そのまま使える例文

ダブルスのペアで「断金之交」を目標に掲げ、「二人の判断を一つにする」と書き添えた。

共同創業者の二人を紹介する場で、司会者が「断金之交で結ばれたお二人です」と述べた。
二人心を同じくすれば其の利きこと金を断つ——断金之交という言葉は、二人がそろったときの強さを言い当てている。
長年の研究仲間とは、断金之交と呼ぶにふさわしい信頼で結ばれている。

深掘りに備える — 由来

出典: 『易経』繋辞上伝

「断金」という比喩は『易経』繋辞上伝に遡る。同伝は同人の卦の一節を引いたうえで、「子曰く、君子の道は、或いは出で或いは処り、或いは黙し或いは語る。

聞かれたら: 「『易経』繋辞上伝に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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「断金」という比喩は『易経』繋辞上伝に遡る。同伝は同人の卦の一節を引いたうえで、「子曰く、君子の道は、或いは出で或いは処り、或いは黙し或いは語る。二人心を同じくすれば、其の利きこと金を断つ。同心の言は、其の臭蘭の如し」と記す。心を同じくする二人は、金属さえ断ち切るほどの鋭さを持つという意味で、中国の成語辞典はこの一節を「断金之交」の出典とする。同じ一節の「金」と「蘭」を合わせたのが「金蘭の契り」で、精選版日本国語大辞典はその項でこの原文を引いている。一方、「断金の契り」の形については、デジタル大辞泉と精選版日本国語大辞典が『水経注』を出典に挙げており、四字の形がどの文献で成立したかは辞典によって示し方が異なる。日本での受容は古く、精選版日本国語大辞典は最澄の書簡を集めた『伝教大師消息』(八二四〜八三一年ごろ)の「何忽然忘断金契」を用例に挙げる。

似た語と間違えない

断金之交心を一つにした二人の力は、硬い金属さえも断ち切るほど強いという、極めて固い友情。
金蘭之契心を一つにすれば金をも断ち切り、その言葉は蘭のように芳しく香るという、固く美しい友情の絆。
断金の契り
管鮑之交利害や損得を超えて、互いを深く理解し支え合う親密な友情のたとえ。
刎頸之交相手のためなら首をはねられても悔いはないと思えるほどの、非常に深く厚い友情。

「金蘭之契」は同じ『易経』の一節から出た語だが、「断金」の強さに加えて「蘭の香り」のような言葉の麗しさまで含む。断金之交は二人の結束が生む力の強さに焦点がある。「管鮑之交」が互いを理解し合う深さを、「刎頸之交」が命を懸ける覚悟を言うのに対し、断金之交は二人が同じ心を持つことで生まれる実際の力を言う。

対義語: 同床異夢

こんなシーンで使う

心を合わせた二人の強さを言う語で、聞き手には仲の良さよりも「二人そろえば困難を断ち切れる」という力強さが伝わる。ダブルスのペアや共同創業者、研究の相棒など、二人一組で成果を出してきた関係を紹介する場面に向く。大人数のチームに使うと「二人」という原典の前提とずれるため、組織の結束を言うなら「一致団結」などのほうが自然。読みは「だんきんのまじわり」で、耳で聞くと「断金」の字が浮かびにくいので、スピーチでは「金をも断つほどの固い絆」と言い添えると伝わる。

以下のテーマ・シーンでよく使われます。

よくある質問

断金之交の類義語は?
金蘭之契、断金の契り、管鮑之交、刎頸之交
断金之交の由来は?
「断金」という比喩は『易経』繋辞上伝に遡る。同伝は同人の卦の一節を引いたうえで、「子曰く、君子の道は、或いは出で或いは処り、或いは黙し或いは語る。
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