絶体絶命(ぜったいぜつめい)
どうにも逃れようのない、差し迫った状態や立場にあること。進退きわまった状況をいう。
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そのまま使える例文
スピーチで「あの試合は絶体絶命の九回裏でしたが、誰も下を向きませんでした」と部活の思い出を語った。
深掘りに備える — 由来
デジタル大辞泉、精選版日本国語大辞典、四字熟語を知る辞典はいずれも、「絶体」「絶命」をともに九星術(九星占い)でいう凶星の名とする。運がきわまって破滅する星回りを指す占いの語が、転じて、逃れようのない切羽詰まった立場の意味になった。
聞かれたら: 「デジタル大辞泉に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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デジタル大辞泉、精選版日本国語大辞典、四字熟語を知る辞典はいずれも、「絶体」「絶命」をともに九星術(九星占い)でいう凶星の名とする。運がきわまって破滅する星回りを指す占いの語が、転じて、逃れようのない切羽詰まった立場の意味になった。日本国語大辞典が挙げる初出の実例は、咄本『軽口露がはなし』(1691年)の「子も絶体絶命、爰なりと息づむひゃうしに」である。四字熟語を知る辞典の使用例には夏目漱石『野分』(1907年)がある。なお、中国の古典に原典があるという記述は確認した辞典に見当たらず、本辞典では漢籍由来とは書かない。「絶対絶命」は誤記で、大辞泉と四字熟語を知る辞典はともに明示して注意を促している。日本国語大辞典は語義の末尾に「絶体」の一語だけでも同じ意味で使うと添えており、占いの語がそのまま状況の語として定着した経緯がうかがえる。
似た語と間違えない
危機一髪が「あと少しの差で助かった(または落ちた)」瀬戸際の一点を指すのに対し、絶体絶命は逃げ道がなく状況全体が行き詰まっていることを言い、助かったかどうかは語自体では決まらない。背水の陣は同じく後がない状況でも、自ら退路を断って臨む態度の語で、絶体絶命が「追い込まれた状況」の描写であるのに対し、こちらは「選んだ覚悟」の描写である。
こんなシーンで使う
座右の銘として掲げる語ではなく、困難を振り返って語る場面で使う語である。面接では「絶体絶命の状況をどう切り抜けたか」という話の枠として置くと、聞き手には危機の大きさと、それに対する自分の動きが一度で伝わる。ただし日常の小さな失敗に使うと大げさに響き、危機の規模と語の重さが合わないと誇張と受け取られる。書き言葉では「絶対絶命」と誤記しやすく、ESや履歴書でこれが出ると、読み手の評価を下げる。声に出す場面では誤記の心配はないが、「ぜったいぜつめい」と聞いた相手は「絶対」を連想しがちなので、文字に残す資料では特に丁寧に確かめたい。
よくある質問
- 絶体絶命の類義語は?
- 危機一髪
- 絶体絶命の由来は?
- デジタル大辞泉、精選版日本国語大辞典、四字熟語を知る辞典はいずれも、「絶体」「絶命」をともに九星術(九星占い)でいう凶星の名とする。運がきわまって破滅する星回りを指す占いの語が、転じて、逃れようのない切羽詰まった立場の意味になった。