四字熟語

絶体絶命(ぜったいぜつめい)

どうにも逃れようのない、差し迫った状態や立場にあること。進退きわまった状況をいう。

最終更新日:

この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
○面接困難を切り抜けた経験を語る枠として使える。事実の規模が語に釣り合っていること
△ES「絶対絶命」の誤記が起きやすい。「体」であることを確認したい
注意: 「絶対絶命」と書くのは誤り。絶体・絶命はともに九星術の凶星の名。

そのまま使える例文

スピーチ

スピーチで「あの試合は絶体絶命の九回裏でしたが、誰も下を向きませんでした」と部活の思い出を語った。

面接面接で、取引先に納品が間に合わない絶体絶命の状況に陥った経験を聞かれ、最初の連絡を遅らせなかったことを答えた。
試験前日に教材を失くし、絶体絶命だと思ったが、友人がノートを貸してくれた。
終盤で二点を追う絶体絶命の場面から、チームは同点に追いついた。
座右の銘を聞かれて、絶体絶命の場面ほど手順を一つずつ確認する、という自分の行動指針を先に述べた。

深掘りに備える — 由来

出典: デジタル大辞泉

デジタル大辞泉、精選版日本国語大辞典、四字熟語を知る辞典はいずれも、「絶体」「絶命」をともに九星術(九星占い)でいう凶星の名とする。運がきわまって破滅する星回りを指す占いの語が、転じて、逃れようのない切羽詰まった立場の意味になった。

聞かれたら: 「デジタル大辞泉に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。

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デジタル大辞泉、精選版日本国語大辞典、四字熟語を知る辞典はいずれも、「絶体」「絶命」をともに九星術(九星占い)でいう凶星の名とする。運がきわまって破滅する星回りを指す占いの語が、転じて、逃れようのない切羽詰まった立場の意味になった。日本国語大辞典が挙げる初出の実例は、咄本『軽口露がはなし』(1691年)の「子も絶体絶命、爰なりと息づむひゃうしに」である。四字熟語を知る辞典の使用例には夏目漱石『野分』(1907年)がある。なお、中国の古典に原典があるという記述は確認した辞典に見当たらず、本辞典では漢籍由来とは書かない。「絶対絶命」は誤記で、大辞泉と四字熟語を知る辞典はともに明示して注意を促している。日本国語大辞典は語義の末尾に「絶体」の一語だけでも同じ意味で使うと添えており、占いの語がそのまま状況の語として定着した経緯がうかがえる。

似た語と間違えない

絶体絶命どうにも逃れようのない、差し迫った状態や立場にあること。
危機一髪髪の毛一本ほどのごくわずかな差で、安全か危険かが分かれる、きわめて危ない瀬戸際。

危機一髪が「あと少しの差で助かった(または落ちた)」瀬戸際の一点を指すのに対し、絶体絶命は逃げ道がなく状況全体が行き詰まっていることを言い、助かったかどうかは語自体では決まらない。背水の陣は同じく後がない状況でも、自ら退路を断って臨む態度の語で、絶体絶命が「追い込まれた状況」の描写であるのに対し、こちらは「選んだ覚悟」の描写である。

こんなシーンで使う

座右の銘として掲げる語ではなく、困難を振り返って語る場面で使う語である。面接では「絶体絶命の状況をどう切り抜けたか」という話の枠として置くと、聞き手には危機の大きさと、それに対する自分の動きが一度で伝わる。ただし日常の小さな失敗に使うと大げさに響き、危機の規模と語の重さが合わないと誇張と受け取られる。書き言葉では「絶対絶命」と誤記しやすく、ESや履歴書でこれが出ると、読み手の評価を下げる。声に出す場面では誤記の心配はないが、「ぜったいぜつめい」と聞いた相手は「絶対」を連想しがちなので、文字に残す資料では特に丁寧に確かめたい。

よくある質問

絶体絶命の類義語は?
危機一髪
絶体絶命の由来は?
デジタル大辞泉、精選版日本国語大辞典、四字熟語を知る辞典はいずれも、「絶体」「絶命」をともに九星術(九星占い)でいう凶星の名とする。運がきわまって破滅する星回りを指す占いの語が、転じて、逃れようのない切羽詰まった立場の意味になった。
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