自業自得(じごうじとく)
自分で行った行為の報いを、自分自身が受けること。今は悪い行いの報いを指すことが多い。
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そのまま使える例文
スピーチで「努力の成果も失敗も、自業自得です。だからこそ人のせいにしません」と述べた。
深掘りに備える — 由来
仏教の因果思想に基づく語で、「業」は行為を意味する。ブリタニカ国際大百科事典は、みずから行った善悪の行為によって本人がその報いを受けることだと説明し、よい行為にはよい結果、悪い行為には悪い結果が本人に生じるとする。
聞かれたら: 「仏教の因果思想に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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仏教の因果思想に基づく語で、「業」は行為を意味する。ブリタニカ国際大百科事典は、みずから行った善悪の行為によって本人がその報いを受けることだと説明し、よい行為にはよい結果、悪い行為には悪い結果が本人に生じるとする。ことわざを知る辞典も、本来は善悪どちらの行いにも言い、今日は主に悪い行いについて使うと注記している。漢訳経典では『正法念処経』巻七に「自業自得果、衆生皆如是」(自らの業で自ら果を得る。衆生は皆そうである)の偈が見える。獄卒が罪人を責める場面の言葉であり、この箇所を最古と断定する辞典の記述は確認できていない。日本での実例として精選版日本国語大辞典は、貞慶の『愚迷発心集』(1213年頃)の「自業自得の因果必然也」を挙げる。江戸中期の『おたふく女郎粉引歌』(1760年)にも「自業自得の罪科はのがれず」とあり、近世には悪い報いの意味でも広く使われていた。
似た語と間違えない
「因果応報」は原因と結果の連なりを客観的に述べ、善悪どちらにも使えるのに対し、自業自得は報いを受ける本人に焦点がある。「身から出た錆」は自分の落ち度が災いとなって返ってくることを言う口語的な言い方で、善い結果には使いにくい。「自業自縛」は日本国語大辞典が同義として挙げる語で、自分の行為で自分を縛る側面が強い。経典の偈が善悪両方に及ぶ説き方をしていることを知っていれば、「悪い結果だけの言葉」と決めつけない使い分けができる。
こんなシーンで使う
他人に向けて言うと、突き放した冷たい言葉として聞き手に残る。自分の失敗を引き受ける形で、「自業自得だと受け止めた」と語ると、責任転嫁をしない人だと面接官に映る。座右の銘として掲げるなら、善い行いの実りも自業自得だという本来の意味まで説明できないと、悪い響きだけが残る。部活や職場の反省会では、自分から口にすれば潔さに、他人に向ければ追い打ちになる。同じ四文字でも、誰が誰に向けて言うかで聞こえ方が正反対になる語である。
よくある質問
- 自業自得の類義語は?
- 因果応報、身から出た錆
- 自業自得の由来は?
- 仏教の因果思想に基づく語で、「業」は行為を意味する。ブリタニカ国際大百科事典は、みずから行った善悪の行為によって本人がその報いを受けることだと説明し、よい行為にはよい結果、悪い行為には悪い結果が本人に生じるとする。