新進気鋭(しんしんきえい)
その分野に新しく現れて、勢いが盛んで、意気込みが鋭いこと。また、そのような人。「新進気鋭の研究者」のように、まだ実績が固まりきっていない新人や新興の存在を、期待を込めて形容するときに使う。
最終更新日:
そのまま使える例文
「本日の講師は、いま注目を集めている新進気鋭の建築家です」と司会者が壇上から紹介した。
深掘りに備える — 由来
出典は特定されていない。中国古典の一節や故事に結びつける辞典の記載は確認できず、「新進」と「気鋭」を重ねた日本語の四字熟語とみられる。
聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。
由来の全文を読む
出典は特定されていない。中国古典の一節や故事に結びつける辞典の記載は確認できず、「新進」と「気鋭」を重ねた日本語の四字熟語とみられる。「新進」は新しくその世界に出てきたこと、「気鋭」は意気込みが鋭いことで、四字熟語を知る辞典は「気鋭」を「意気が鋭いこと。すぐれた新人に対して用いる語」と解説する。Weblioの実用日本語表現辞典も、「新進」だけで「新進気鋭」とほぼ同じ意味に使えると説明している。辞典で確認できる早い用例は、精選版日本国語大辞典が初出として引く山路愛山『現代金権史』(1908年)の「此新進気鋭なる諸人才を指揮統一して善く三井家の富を増さしむること」で、四字熟語を知る辞典には有島武郎『星座』(1922年)や尾崎一雄『なめくぢ横町』(1949年)の用例もある。ただしこれは辞典で確認できた範囲の用例であり、いつ誰が作った語かは確かめられていない。少なくとも明治末の評論文では使われていた語と読める。
似た語と間違えない
「ホープ」や「期待の新星」は、いま活躍しているかどうかより将来への期待に重心がある(Weblioの実用日本語表現辞典はこの点を指摘する)。新進気鋭は、すでに目立つ勢いが出ていて、しかも鋭さがある点まで含む。「少壮気鋭」は年若く意気盛んという若さの強調で、新進気鋭は年齢を問わない。「日進月歩」は物事そのものが絶えず進歩することを言い、人や団体の登場を指す新進気鋭とは、語る対象が違う。
こんなシーンで使う
人を紹介したり、企業や作り手を持ち上げたりする場面の言葉で、司会の紹介文や記事の見出しに向く。聞き手には「これから伸びる存在」への期待を込めた褒め言葉として届く。いっぽう自分に使うと、面接官には自己評価の高さが先に立ち、「新進気鋭の私」という言い方は自画自賛に聞こえやすい。自己PRでは、新規事業を立ち上げた、後発で成果を出したといった新しさを示す事実だけを語り、この語は相手の企業や分野に向けて使うほうが安全である。「新進」は年齢ではなくその分野に新しく現れたことを指すので、中堅から転身した人にも使える。
よくある質問
- 新進気鋭の類義語は?
- 新鋭、新進、ホープ
- 新進気鋭の由来は?
- 出典は特定されていない。中国古典の一節や故事に結びつける辞典の記載は確認できず、「新進」と「気鋭」を重ねた日本語の四字熟語とみられる。