四字熟語

才色兼備(さいしょくけんび)

女性が、すぐれた才知と美しい容姿の両方をそなえていること。「才」は才能・才知、「色」は容姿、「兼備」は二つ以上をあわせもつことを指す。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
△スピーチ披露宴などの祝辞では定番だが、「色」が容姿の品評に聞こえる余地がある。才の中身を具体的に添えると安全
注意: 「色」が容姿の評価になるため、職場や面接では使いにくい。自分には使わない。辞典は「女性が」と限定している。

そのまま使える例文

スピーチ

披露宴の友人代表スピーチで、新婦の研究者としての実績にふれたうえで「才色兼備とはこの人のことです」と結んだ。

老舗旅館の女将は、帳場も接客もこなす才色兼備の人だと地元で評判だった。
「才色兼備なんて言われても、才のほうが追いついていないよ」と同期が照れ笑いした。
社内報の取材記事では才色兼備の一語を避け、「研究と接客の両方で実績を上げた」と書き直した。

深掘りに備える — 由来

出典は特定されていない正直に言えるのが強み

出典は特定されていない。デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典・四字熟語を知る辞典・四字熟語辞典オンラインのいずれも、故事や漢籍の出典を示していない。

聞かれたら: 「出典は特定されていない。」と正直に答えるのが最も強い。

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出典は特定されていない。デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典・四字熟語を知る辞典・四字熟語辞典オンラインのいずれも、故事や漢籍の出典を示していない。字義は、「才色」が才知と容色(才能と容貌)、「兼備」があわせもつこと。四字熟語を知る辞典は「才色」を古くは「さいしき」ともいったと注記し、日本国語大辞典も「さいしきけんび」を別形に挙げる。同辞典が実例に引くのは木下尚江『火の柱』(1904年)の一節で、近代の文章に用例があることは確かだが、これが最初の使用という意味ではない。中国の通俗的な歴史小説などにも同じ形の「才色兼備」は見えるものの(維基文庫の全文検索で確認)、それを由来と断定できる資料は見つからなかった。特定の人物の言葉や故事に結びつける解説は、裏づけが取れないためここでは採らない。

似た語と間違えない

才色兼備女性が、すぐれた才知と美しい容姿の両方をそなえていること。
秀外恵中

「才子佳人」は才能豊かな男性と美しい女性、またはお似合いの二人の組み合わせを褒める語で、一人の人物の長所を言う才色兼備とは人数も焦点も違う。四字熟語辞典オンラインとWeblio類語辞典がともに挙げる「秀外恵中」は、外見の秀でていることに加え、心の優しさや聡さを言う語で、韓愈の文を出典とするため硬く、口頭ではまず通じない。Weblioは「佳人であり、才媛である」とも言い換えるが、才媛は才能に恵まれた女性への称賛で容姿を含まないため、人物紹介にはこちらのほうが使いやすい。才色兼備は「頭がよく容姿も整っている」という日常的な賞賛の幅で収まる。辞典は対義語を挙げていない。

こんなシーンで使う

披露宴の祝辞や受賞者の紹介など、本人が同じ会場にいる場で人を持ち上げる語として使われる。ただし聞く側には「色」の字が容姿の品評として響くことがあり、本人にも周囲にも祝辞のつもりが引っかかる、という行き違いが起きやすい。職場での紹介や面接官への推薦のような場では、「才」の中身(何を成し遂げた人か)を具体的に述べるほうが伝わり、容姿の評価を含まない分だけ角も立たない。自分に使うと自慢に聞こえるので避ける。辞典の定義は「女性が」と性別を限っており、男性に使うと本来の用法から外れる。

よくある質問

才色兼備の類義語は?
秀外恵中
才色兼備の由来は?
出典は特定されていない。デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典・四字熟語を知る辞典・四字熟語辞典オンラインのいずれも、故事や漢籍の出典を示していない。
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