四字熟語

花鳥風月(かちょうふうげつ)

花・鳥・風・月に代表される、自然の美しい風物。また、それを鑑賞したり、詩歌や書画の題材にして楽しんだりする風雅な遊び。

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この語を使ってよい場面◎最適 ○使える △注意
○スピーチ退職や還暦など、これからの暮らしを語る挨拶には向く。成果を問われる場では意欲が見えにくい
注意: 自然を愛でる側の語で、これからの意欲を示したい面接や目標宣言には向かない。「花鳥諷詠」とは別の語。

そのまま使える例文

スピーチ

退職の挨拶で「これからは花鳥風月を友に、ゆっくり絵筆を取ります」と述べた。

面接面接で趣味を聞かれ、「休日は写真を撮りに出かけます。花鳥風月を被写体にしています」と答えた。
花鳥風月を詠んだ句ばかりで、作者の暮らしが見えてこない、と講評された。
京都の寺を巡り、庭と襖絵に花鳥風月の趣を味わった。
書き初めで「花鳥風月」と書いたが、画数が多く、バランスを取るのに苦労した。

深掘りに備える — 由来

出典は特定されていない正直に言えるのが強み

出典となる故事や漢籍は、デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典・四字熟語を知る辞典のいずれにも示されていない。構成について日本大百科全書(ニッポニカ)は、「花鳥」を観賞の対象や詩歌・絵画の題材となる自然の景物の代表である花と鳥、「風月」を自然の風景の代表である風と月とし、狭義の「風月」は清風と明月を指すと説く。

聞かれたら: 「出典となる故事や漢籍は、デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典・四字熟語を知る辞典のいずれにも示されていない。」と正直に答えるのが最も強い。

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出典となる故事や漢籍は、デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典・四字熟語を知る辞典のいずれにも示されていない。構成について日本大百科全書(ニッポニカ)は、「花鳥」を観賞の対象や詩歌・絵画の題材となる自然の景物の代表である花と鳥、「風月」を自然の風景の代表である風と月とし、狭義の「風月」は清風と明月を指すと説く。日本国語大辞典が初出の実例に挙げるのは世阿弥の『風姿花伝』(1400〜02年頃)巻二の「源平などの名のある人の事を花鳥風月に作り寄せて」で、室町初期にはすでに使われていた。ニッポニカはここから転じて、自然の風物を観賞したり題材にして創作したりする風雅の遊び、風流韻事をもいうとする。同じ題の御伽草子(『扇合物語』とも)もあるが、登場する巫女の姉妹の名が花鳥・風月であるという作品の話で、四字熟語の由来を説くものではない。

似た語と間違えない

花鳥風月花・鳥・風・月に代表される、自然の美しい風物。
風流韻事

「風流韻事」は自然に親しみ詩歌を作って楽しむという遊びの側を言う語で、花鳥風月は景物そのものと遊びの両方を指す。ただし日本国語大辞典は風流韻事に「色めいた遊び」の意味も立てるので、祝辞では花鳥風月のほうが無難である。デジタル大辞泉が類語に挙げる「雪月花」は雪・月・花の三つで季節感が強い。字面の近い「花鳥諷詠」は高浜虚子が1927年に主唱した俳句の理念で、花鳥風月という題材の総称とは別物である。辞典は対義語を挙げていない。

こんなシーンで使う

聞く側には、自然を愛でる余裕と教養のある人という落ち着いた印象を与え、退職や還暦の挨拶、趣味の紹介によく合う。一方で「花鳥風月を友とする」は世事から距離を置く暮らしの宣言にも聞こえるため、これから成果を問われる面接の志望動機や目標宣言に置くと、意欲が見えにくくなる。座右の銘のように行動を縛る言葉ではなく、愛でる対象を述べる語なので、「何を見て何を作るのか」(写真、俳句、庭など)を一緒に述べると伝わる。書き初めや屋号に選ぶ場合も、客や来場者には穏やかで品のある人・店という印象が先に立ち、強い個性や勢いは出にくい。

よくある質問

花鳥風月の類義語は?
風流韻事
花鳥風月の由来は?
出典となる故事や漢籍は、デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典・四字熟語を知る辞典のいずれにも示されていない。構成について日本大百科全書(ニッポニカ)は、「花鳥」を観賞の対象や詩歌・絵画の題材となる自然の景物の代表である花と鳥、「風月」を自然の風景の代表である風と月とし、狭義の「風月」は清風と明月を指すと説く。
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