弱肉強食(じゃくにくきょうしょく)
力の弱いものが強いもののえじきになること。また、強いものが勝ち、栄えること。
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そのまま使える例文
ESの志望動機に「弱肉強食と言われる業界だからこそ、現場で顧客の声を拾う力で差をつけたい」と書いた。
深掘りに備える — 由来
デジタル大辞泉と日本国語大辞典は、唐の韓愈「送浮屠文暢師序」の「弱之肉、強之食」による語とする。維基文庫で原文を確認すると、貞元19年(803年)の春に東南へ旅立つ僧・文暢を送る序で(文中に、柳宗元が文暢のために序を請うたと触れる)、獣は深く住んで滅多に出ず、害を恐れてもなお免れない、「弱の肉は、強の食なり」と動物の世界を述べ、続けて「いま私と文暢は安らかに住み食に暇があり、禽獣と異なる。
聞かれたら: 「韓愈「送浮屠文暢師序」に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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デジタル大辞泉と日本国語大辞典は、唐の韓愈「送浮屠文暢師序」の「弱之肉、強之食」による語とする。維基文庫で原文を確認すると、貞元19年(803年)の春に東南へ旅立つ僧・文暢を送る序で(文中に、柳宗元が文暢のために序を請うたと触れる)、獣は深く住んで滅多に出ず、害を恐れてもなお免れない、「弱の肉は、強の食なり」と動物の世界を述べ、続けて「いま私と文暢は安らかに住み食に暇があり、禽獣と異なる。その由来を知らずにいてよいだろうか」と、聖人の道がもたらした人間の暮らしを説く。つまり韓愈は、弱肉強食を人が文明によって脱した状態として書いており、競争を肯定する文ではない。四字の形そのものは原文に現れず、日本国語大辞典は『新論』(1825年)の「弱肉強食乱賊接武」を実例に挙げる。原文は版本により一部の字が異なる。
似た語と間違えない
「優勝劣敗」は日本国語大辞典・四字熟語を知る辞典・四字熟語辞典オンラインが類語に挙げ、優れたものが勝ち劣ったものが負けるという結果の側を言う。弱肉強食は食われるという犠牲の姿が前に出る。「適者生存」はWeblioと四字熟語辞典オンラインが挙げる類語で、強さではなく環境への適応が生き残りを分けるという見方である。Weblioが挙げる「勝てば官軍」は、勝った側が正しいとされる考え方で、食われる側の犠牲より勝敗の評価に重心がある。四字熟語辞典オンラインは語順を入れ替えた「強食弱肉」を異形に立てる。辞典は対義語を挙げていない。
こんなシーンで使う
聞き手には、競争の厳しさを直視する現実的な人とも、勝者の論理を肯定する冷たい人とも映る。意味が「弱者が犠牲になる」ことなので、自分が強者として掲げると、面接官や仲間に「弱い者を踏みつけて勝つ人」と受け取られやすい。座右の銘や目標にするより、状況認識として述べ(「弱肉強食の業界だからこそ」)、そのうえで自分がどう振る舞うかを続けるほうが安全である。勝負の世界の厳しさを語るスポーツの講評などには使えるが、チームメイトに向ければ脅しに聞こえることがある。
よくある質問
- 弱肉強食の類義語は?
- 優勝劣敗、適者生存
- 弱肉強食の由来は?
- デジタル大辞泉と日本国語大辞典は、唐の韓愈「送浮屠文暢師序」の「弱之肉、強之食」による語とする。維基文庫で原文を確認すると、貞元19年(803年)の春に東南へ旅立つ僧・文暢を送る序で(文中に、柳宗元が文暢のために序を請うたと触れる)、獣は深く住んで滅多に出ず、害を恐れてもなお免れない、「弱の肉は、強の食なり」と動物の世…