異口同音(いくどうおん)
多くの人が口をそろえて同じことを言うこと。多くの人の意見が一致すること。
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そのまま使える例文
卒業式の答辞で「私たちは異口同音に、先生方への感謝を申し上げます」と述べた。
深掘りに備える — 由来
中国の正史『宋書』庾炳之伝に、何尚之が皇帝(太祖)に答えた言葉として「今之事跡、異口同音、便是彰著」(庾炳之のことをめぐる評判は、人々の口が一致していて、もはや明らかだ)とある。精選版日本国語大辞典はこの『宋書』庾炳之伝を挙げ、日本での初出の実例として『本朝文粋』(1060年頃)の大江匡衡の願文「異口同音。
聞かれたら: 「『宋書』庾炳之伝に由来する言葉です」と出典を一言添えられると強い。
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中国の正史『宋書』庾炳之伝に、何尚之が皇帝(太祖)に答えた言葉として「今之事跡、異口同音、便是彰著」(庾炳之のことをめぐる評判は、人々の口が一致していて、もはや明らかだ)とある。精選版日本国語大辞典はこの『宋書』庾炳之伝を挙げ、日本での初出の実例として『本朝文粋』(1060年頃)の大江匡衡の願文「異口同音。讚嘆如来之相好」を示す。「異口」は異なる人々の口、「同音」は同じ声で、字義どおりに構成されている。『宋書』の場面は、庾炳之の評判が人々の間で一致していると述べる文脈(『建康実録』の同じ場面では「異口同音、咸無善聲」と、評判が悪いことまで書かれる)なので、元来は良い話題に限らず、世間の声が一致するさまを言う語であった。
こんなシーンで使う
式辞や部活のまとめで使うと、聞き手に「全員の声が一つになった」という場の一体感が届く。数人しか同じことを言っていない場面で使うと大げさで、事実と合わないと感じさせる。面接で使うなら、誰が何人、何を言ったかの根拠を添えると説得力が出る。文章では「異口同音に」の形で副詞的に使うのが一般的で、「異口同音、〜と言った」と読点で切る用例もある。「異句同音」と書くと、四字熟語を知る辞典が誤りと注記する書き間違いになるので、原稿は読み返しておきたい。
よくある質問
- 異口同音の由来は?
- 中国の正史『宋書』庾炳之伝に、何尚之が皇帝(太祖)に答えた言葉として「今之事跡、異口同音、便是彰著」(庾炳之のことをめぐる評判は、人々の口が一致していて、もはや明らかだ)とある。精選版日本国語大辞典はこの『宋書』庾炳之伝を挙げ、日本での初出の実例として『本朝文粋』(1060年頃)の大江匡衡の願文「異口同音。