四字熟語
一目瞭然(いちもくりょうぜん)
ひと目見ただけで、はっきりと分かること。説明を重ねなくても明らかなさま。
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由来
出典は特定されていない。漢籍の故事に基づく成語としては、デジタル大辞泉・日本国語大辞典・四字熟語を知る辞典のいずれも出典を示していない。日本国語大辞典が挙げる古い用例は、明治期の辞書『語彙』(1871〜84年)と、坪内逍遥『当世書生気質』(1885〜86年)で、少なくとも明治初期には日本語として使われていたと考えられる。構成は「一目」(ひと目)と「瞭然」で、四字熟語を知る辞典は「瞭然」を、はっきりとしている、明らかである様子と解説する。デジタル大辞泉の類語欄には「判然」「歴然」「自明」「明白」など多くの語が並び、使い分けの余地が大きい語でもある。故事や人物に結びつく由来が語れない言葉なので、面接などで「なぜこの語を」と問われたら、由来ではなく、使い方や意味の側から答えるほうが誠実である。
例文
- 発表のスライドを一枚にまとめ、数字の推移が一目瞭然になるようグラフを工夫した。
- 面接の自己PRで「誰が見ても一目瞭然な手順書づくりを心がけています」と話した。
- 二つの見積もりを並べると、どちらが割安かは一目瞭然だった。
- 提出された原稿は、直した箇所が色分けされていて一目瞭然だった。
- 地図に印を付けておいたので、集合場所は一目瞭然のはずだと幹事が言った。
- 書き初めの課題に「一目瞭然」を選び、読む人に伝わる字の大きさと配置を意識して書いた。
類義語・対義語
「明明白白」は疑う余地がないほど明らかなことを強調し、証拠や事実の確かさに寄る。「歴然」は差や違いがはっきりしている場合に使われやすい。一目瞭然は「ひと目で」という時間の短さが核で、見た瞬間に分かる点に特徴がある。説明や議論を経て分かる場合は使いにくく、あくまで見れば分かるという前提がある。そのため、グラフや写真、色分けなど視覚に訴える材料と相性がよく、資料作りの工夫を語る際の締めの一言にも向く。ただし、見て分かるかどうかは受け手次第なので、本人が一目瞭然と思っても相手に伝わるとは限らない。
こんなシーンで使う
座右の銘というより、資料やグラフ、手順書の「見せ方」を語るときに使う実用的な語である。自分の工夫を語る際は、グラフや図表など具体物を挙げると、聞き手が場面を思い浮かべやすい。面接官には、相手の理解の負担を減らすことを意識する人に聞こえ、伝える工夫を具体的に添えると好印象になる。逆に、自分の主張を指して「誰の目にも一目瞭然です」と言うと断定的で押しつけがましく響くので注意したい。
よくある質問
- 一目瞭然の類義語は?
- 明明白白、歴然
- 一目瞭然の由来は?
- 出典は特定されていない。漢籍の故事に基づく成語としては、デジタル大辞泉・日本国語大辞典・四字熟語を知る辞典のいずれも出典を示していない。