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「善処」の意味と使い方・例文・「対処」との違い・ビジネスで用いる際の注意点

投稿日:2017年4月14日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「善処」(読み方:「ぜんしょ」)という言葉は、ビジネスの場面で何らかの依頼に対する返答をする場合に「善処します」という形でよく用いられます。

この言葉は、一見して前向きで良い返答をしているようでもありますが、曖昧なニュアンスを含み、場合によっては相手との間に誤解が生じる恐れがあるなど、使い方には気を付けたほうが良い表現といえます。

そこで、ここでは「善処」の意味と使い方、また、併せて近い意味のある「対処」との違いを説明していきます。

 

「善処」の意味と使い方・例文・「対処」との違い

それでは、以下に「善処」の意味と使い方、また類義語について説明します。

 

意味

まず、「善処」には「適切に処置すること」といった意味があり、「物事をうまく処理すること」を表す語となっています。

 

使い方

次に、「善処」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「その件に関しては、前向きに善処いたします」
  • 「二度とそのようなことが起こらないよう、防止に向けて善処いたします」
  • 「その件については出来る限り善処したいと思います」

 

ビジネスの場面で用いる際の注意点

ビジネスの場面において、商談などで「善処します」といわれた場合には何らかの改善策が取られるという印象を抱く場合もあるかもしれません。

ただし、そのように言う場合、「うまく処置する」つまり「しかるべく取り計らいます」ということを言っているだけで、具体的にどのような処置を図るかを述べてはおらず、漠然としていてどのようにも受け取れる曖昧さがあります。

そこから商談などの場面においては、その場では確約できないことを言われた場合に「その場しのぎの返答」として用いられることもあるようです。

しかしながら、そのような使い方は、場合によっては相手に期待を抱かせてしまう可能性もあるため、用いる場合には注意したほうが良いといえます。

また、逆に相手からそのような返答をされ不安な場合や納得できない場合には、具体的に「どのような処置」がなされるのかなどを確認するようにしたほうが良いかもしれません。

 

「対処」との違い

では次に、似た意味のある「対処」という語との違いについて見ていきます。

まず、「対処」には「その事柄や状況に対して適切な処置をすること」という意味があります。

そして、この語と「善処」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「対処」:「システムの不具合に対処する」(システムの不具合を解消するために必要な処置をする)
  • 「善処」:「ご要望の件については出来る限り善処いたします」(ご要望の件については出来る限り適切に取り計らいます)

上述したように、「善処」は単に「うまく処置をする」「最良の処置をする」といった意味の言葉で、たとえばそれが「どのような方向性で処置をするのか」「誰にとって最良となる処置をするのか」といった具体性がない表現となります。

それに対して、「対処」は「その物事、個々のケースに対して適した対応をする」ことを表すというニュアンスがあるという点で違いがあります。

 

まとめ

以上、「善処」の意味と使い方を説明しました。

上記のように、この言葉は曖昧さが伴い、相手に誤解を与えたり納得してもらえなかったりする恐れがあります。

そのケースにもよりますが、できるだけ用いるのは避けて、より具体的な表現を用いるようにすると、トラブルを避けてよりスムーズなやり取りをすることにつながります。

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