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「暫定」の意味と使い方・「臨時」「仮」「一時的」との違いまとめ

投稿日:2017年10月25日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「暫定」(読み方:「ざんてい」)という言葉は、「暫定的に~する」といった形でビジネスの場面などにおいてよく用いられています。

とはいえ日常的に頻用する語ではなく、この言葉が具体的にどのような意味があるのか、また「臨時」「仮」「一時的」といった似た意味のある語とはどのような違いがあるのか、疑問が生じることもあるかもしれません。

そこで、ここでは「暫定」の意味と使い方、また「臨時」「仮」「一時的」と比較しながらそれぞれの違いを説明していきます。

 

「暫定」の意味と使い方・「臨時」「仮」「一時的」との違い

それでは、以下に「暫定」の意味と使い方、また「臨時」「仮」「一時的」との違いを説明します。

 

意味

まず、「暫定」には「正式に決定するまでの間、とりあえず一時的に定めておくこと」といった意味があり、「公式な決定を控えて、それが確定するまでの間仮に何かを決めること」を表します。

 

使い方・例文

次に、「暫定」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、正式に決定するまでの間一時的に何かを決めること、もしくは決められたことについて述べる場面において、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「今年の社員旅行は暫定的に延期されることになった」
  • 「個々の休暇希望を調整する前の暫定的なシフトを決定する」
  • 「暫定版の年間行事予定をホームページに掲載する」
  • 「来月退職する同僚の後任がなかなか決まらず、暫定的に業務を引き継ぐことになった」

 

「臨時」「仮」「一時的」との違い

では次に、似た意味を表す「臨時」「仮」「一時的」という語との違いについて見ていきます。

まず、「臨時」には「その時々の状況や必要に応じて行うこと、その場限り」、「仮」は「急場しのぎで正式のものでないこと」、「一時的」は「その場限り、しばらくの間であるさま」といった意味があります。

そして、これらの語と「暫定」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「臨時」:「申し訳ありませんが、当店は本日臨時休業といたします」(申し訳ありませんが、当店は本日都合により特別に休業といたします)
  • 「仮」:「家を建て替える間、仮の住まいとして近所のアパートに住むことになった」(家を建て替える間、当分の間に合わせの住まいとして近所のアパートに住むことになった)
  • 「一時的」:「その商品は値下げによって一時的に売上が増加した」(その商品は値下げによってしばらくの間売上が増加した)
  • 「暫定」:「その行事は暫定的に延期となった」(その行事は正式に日程が決まるまでの間延期されることになった)

つまり、「臨時」は「いつも決まって行うのではなく、その時の状況や必要に応じて行うこと」「一時的なこと」を表し、「仮」は「一時の間に合わせであり正式のものではないこと」、「一時的」は「しばらくの間だけで長くは続かない様子」、「暫定」は「正式に決まるまでの間、仮の判断として何かを決めること」を表すといったニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「暫定」の意味と使い方、「臨時」「仮」「一時的」との違いについてまとめました。

この言葉は「正式に決定するまでの間の判断として、仮に何かを決定すること」を表します。

それに対して、「臨時」は「その時の必要に応じてその場限りで何かを行うこと」、「仮」は「正式のものではなく間に合わせの手段として何かを行うこと」、そして「一時的」は「しばらくの間、長くは続かない様子」を表します。

それぞれ似たようなニュアンスがありますが、用いる場面は明確に異なるため、微妙な意味の違いを意識して使い分けるようにすると良いかと思います。

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