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「わび・さび」の意味と使い方・例文・「わび」「さび」の違いまとめ

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「わび・さび」(漢字では「侘・寂」)という言葉は、「わび・さびを感じる」「わび・さびがある」などの形でよく用いられています。

しかしながら、この言葉が具体的にどのようなことを表すのか、もしくは「わび」「さび」それぞれの語にはどのような違いがあるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「わびさび」の意味と使い方、「わび」「さび」の違いを説明していきます。

 

「わび・さび」の意味と使い方・例文・「わび」「さび」の違い

それでは、以下に「わびさび」の意味と使い方、また類義語との違いを説明します。

 

意味

まず、「わびさび」には以下のような意味があります。

わび・さび(侘・寂)は、日本の美意識の一つ。一般的に、質素で静かなものを指す。本来侘と寂は別の概念であるが、現代ではひとまとめにされて語られることが多い。

出典:Wikipedia「わび・さび

つまり、「わび・さび」は一般的に「派手さや飾り気のない静かなもの」をいいますが、「わび(侘)」「さび(寂)」という、もともとは別々の意味を成す物のことをまとめて表す形で用いられる語となっています。

 

使い方・例文

次に、「わびさび」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「この建物は質素に過ぎるつくりで、つい目を引かれるような華やかな魅力は無いが、何とも言えないわび・さびの趣がある」
  • 「金箔貼りの華やかな金閣寺と静かな佇まいでわび・さびのある銀閣寺は、それぞれ違った魅力を持っている」
  • 「地味や質素という言葉で片付けてしまうとそれまでだが、わび・さびの美しさはその簡素さが醸し出す独特の味わいにこそあるといえる」
  • 「静寂に包まれたわび・さびの風景を目の前にして、新しく華々しいものばかりに囲まれていては知ることのできない固有の価値観を見出す」

 

「わび」「さび」の違い

では次に、わび・さびの「わび」と「さび」の違いについて見ていきます。

まず、これらの語には以下の意味があります。

茶道・俳諧などの美的理念で、閑寂・質素の中に見いだされる枯淡の趣。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「侘」①

古びていて物静かな趣があること。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「寂」②

そして、これらの語の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「わび」:「茶道の茶室に見られるわびの精神は、豊満な現代の生活において改めて見直したいものの一つだ」(茶道の茶室に見られる質素や簡素さを重んじた精神は、豊満な現代の生活において改めて見直したいものの一つだ)
  • 「さび」:「この茶碗はさびがついて新品にはない深みと味わいが出てきた」(この茶碗は経年による古びた色合いが付いて、新品にはない深みと味わいが出てきた)

つまり、「わび」は「贅沢さや無駄な飾り気のない質素な物に見られる深い味わい」、「さび」は「古い物の中に見られる落ち着きや穏やかさのある趣」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「わび・さび」の意味と使い方、「わび」「さび」の違いについてまとめました。

この言葉は、一般的に「質素で静かなもの」のことをいい、簡素・質素ながら穏やかで趣のある庭園や建築物などのことについて述べる場合に「わび・さびを感じる」といった形で用いられています。

そして、この言葉に含まれる「わび」「さび」という語は、本来それぞれ別の意味があり、「質素な物に対して感じる深い味わい」「古い物に見られる落ち着きや穏やかさの趣」(簡単にいうと、「質素・簡素な物」と「経年で古さを帯びた物」にある趣)を表します。

日本的なものに対してよく用いる語ながら、具体的にどのようなものかを表現しづらいところもありますが、「わび」「さび」といった語それぞれのニュアンスを意識して使うようにすると良いかと思います。

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