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「有為転変」の意味と使い方・「諸行無常」との違いまとめ

投稿日:2017年11月26日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「有為転変」(読み方:「ういてんぺん」)という言葉は、「有為転変の世」などの形でよく用いられています。

とはいえ、日ごろ日常において頻繁に用いる語ではなく、この言葉が具体的にどのようなことを表すのか、もしくは近い意味のある「諸行無常」という語とはどのような違いがあるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。

そこで、ここでは、「有為転変」の意味と使い方、また「諸行無常」との違いを説明していきます。

 

「有為転変」の意味と使い方・「諸行無常」との違い

それでは、以下に「有為転変」の意味と使い方、また「諸行無常」との違いを説明します。

 

意味

まず、「有為転変」には「この世の万物は常に移り変わり一定の状態にないこと」といった意味があり、「この世のすべてのものは仮初で常に移り変わり、一つに定まらないこと」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「有為転変」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「有為転変の世の中に確かなことなど何一つとして存在しない」
  • 「これまでの人生の有為転変を振り返る」
  • 「彼は有名大学を出て一流企業に就職したが、その後は有為転変をたどっている」
  • 「その大企業は創業から順調に成長してきたのではなく、有為転変の中にあった」

 

「諸行無常」との違い

次に、似た意味を表す「諸行無常」という語との違いについて見ていきます。

まず、「諸行無常」には「世の万物は常に変化・生滅し、永久不変なものはないということ」といった意味があります。

そして、この語と「有為転変」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「諸行無常」:「散りゆく落ち葉に諸行無常を感じる」(散りゆく落ち葉を見て、この世のすべてのものは存在しては滅び、いつまでも変わらないものなどないのだということを感じる)
  • 「有為転変」:「有為転変は世の習い。今あるものがこれからも当たり前に続いていくと思うものではない」(すべてのものは移り変わるのが世の常だ。今あるものがこれからも当たり前に続いていくと思うものではない)

つまり、「諸行無常」は「世の中のすべての存在は変化・生滅(生と死)し、変わらないものはないということ」、「有為転変」は「世の中は一定ではなく移り変わるということ」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「有為転変」の意味と使い方、「諸行無常」との違いについてまとめました。

この言葉は「この世のものはすべて移り変わり、一つのところに定まらないこと」を表し、変遷する物事について述べる場合などに用いることができます。

また「諸行無常」も近い意味ではありますが、「すべてのものは変化・生滅して不変のものはないこと」を表し、物事の儚さについて述べる場合に用いられることが多くあります。

2つの語には微妙にニュアンスが異なるところがあるため、意識して使い分けるようにすると良いかと思います。

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