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「拙い」の意味と使い方・例文・「稚拙」との違いまとめ

投稿日:2017年9月21日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「拙い」(読み方:「つたない」)という言葉は、「拙い文章ですが~」「拙い説明ではございましたが~」といった形で、ビジネスメールやスピーチの結びの言葉、挨拶などでよく用いられています。

しかしながら、具体的にこの言葉はどのようなことを表すのか、もしくは近い意味のある「稚拙」(ちせつ)という語とどのような違いがあるのか、中には疑問を抱くこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「拙い」の意味と使い方、また「稚拙」との違いを説明していきます。

 

「拙い」の意味と使い方・例文・「稚拙」との違い

それでは、以下に「拙い」の意味と使い方、また「稚拙」との違いを説明します。

 

意味

まず、「拙い」には以下の意味があります。

  1. 物事に巧みでないさま。まずい。
  2. 能力が劣っているさま。至らない。
  3. 運が悪い。

出典:明鏡国語辞典「拙い」

つまり、「技術的に優れていない様子、下手なこと」や「能力が他と比べて低い様子、細かいところまで注意が行き届かない」「運が悪い」ことを表す語となっています。

なお、「拙い」は「まずい」とも読み、この場合には「下手なこと」を表します。

 

使い方・例文

次に、「拙い」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「彼は庭師の修行をしているが、技術はまだ拙いものだ」
  • 「今回の海外旅行では拙い英語力でも何とかコミュニケーションをとることができた」
  • 「拙い説明ではございましたが、本日はお付き合いいただきましてありがとうございました」
  • 「拙い者ではございますが、以後よろしくお願いいたします」
上記のように、「拙い」は主に1の意味で「拙い~」「拙い~ですが」といった形で用いられますが、2の意味では「不束者(ふつつかもの)ですがよろしくお願いします」という言い方と同じように「拙い者ですが~」といった形で使うことができます。

 

「稚拙」との違い

では次に、「拙い」と近い意味のある「稚拙」という語との違いについて見ていきます。

まず、「稚拙」には以下の意味があります。

未熟でつたないこと。へた。

出典:明鏡国語辞典「稚拙」

要するに「経験などが不十分でそのことに熟練しておらず下手なこと」を表し、この言葉と「拙い」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「稚拙」:「その絵は稚拙ながらもどこか心に訴えかけるものを感じる」(その絵は子供っぽく下手であるにもかかわらずどこか心に訴えかけるものを感じる)
  • 「拙い」:「学生たちによる演奏はもちろん技術的に拙いものであったが、曲目の選択が良くそれなりに楽しむことができた」(学生たちによる演奏はもちろん技術的に優れたものではなかったが、曲目の選択が良くそれなりに楽しむことができた)

つまり、「稚拙」は「未熟で子供っぽく下手なこと」、「拙い」は「技術が熟練していないこと」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「拙い」の意味と使い方、「稚拙」についてまとめました。

この言葉にはいくつかの意味がありますが、主に「下手なこと、巧みでないこと」といった意味で用いられ、技術的に優れていない、熟練していない様子を表す場合に用いられます。

また「稚拙」という言葉も何かが下手なことを表しますが、この場合には「おさない」というニュアンスが含まれ「幼稚で下手なこと」をいいます。

そのため、たとえば「技術などが優れていない、巧みではない」もしくは「未熟で子供っぽい」といった点でそれぞれの語を使い分けるようにすると良さそうです。

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