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「踏襲」の意味と使い方・例文・「継承」「世襲」との違いまとめ

投稿日:2017年7月13日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「踏襲」という言葉は、主に「伝統を踏襲する」などの形で用いられています。

あまり日常的に頻用する語ではありませんが、この言葉には具体的にどのような意味があるのか、また近い意味のある「踏襲」「世襲」という語とどのような違いがあるのか、ここではこの言葉の基本的な意味と使い方、また「継承」「世襲」と比較してそれぞれの違いを説明していきます。

 

「踏襲」の意味と使い方・例文・「継承」「世襲」との違い

それでは、以下に「踏襲」の意味と使い方、また「継承」「世襲」との違いを説明します。

 

意味・使い方・例文

「踏襲」には、「それまでのしきたりややり方を変えずにそのまま受け継ぐこと」という意味があります。

つまり、前人(=以前の人、過去の人、昔の人、先輩など)のやり方などをそのまま受け継ぐことを表し、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「その土地の古くからの習慣を踏襲する」
  • 「それについては現行の方式を踏襲することとする」
  • 「前任者の方針を踏襲する」
  • 「祝典は先例を踏襲する形で行われた」
  • 「昔からの伝統的な製法を踏襲する」

 

「継承」「世襲」との違い

次に、「踏襲」と近い意味のある「継承」「世襲」との違いについて見ていきます。

まず、「継承」には「先代や先任者などの地位や身分、財産、権利、義務などを引き続いて受け継ぐこと」という意味があります。

また「世襲」には、「その家の地位、財産、職業、慣習などを嫡系の子孫が代々受け継ぐこと」という意味があり、家の仕事、財産などを直系の子孫が代々受け継ぐことを表します。

要するに、これらの語と「踏襲」はそれぞれ何かを「受け継ぐこと」を表していますが、この3つの語の使い方における違いを例文で比較してみると、以下のようになります。

  • 「継承」:「我々は前代が築いた偉大なる文化遺産を継承している」(先人から偉大な文化遺産を受け継いでいる)
  • 「世襲」:「家元を世襲する」(家業を継ぐ)
  • 「踏襲」:「その式典は伝統を踏襲して行われた」(式典は過去のしきたり通りに行われた)

つまり、「踏襲」は「それまでのやり方」を受け継ぐことを表すものであることに対して、「継承」は「財産や権利、地位など」を受け継ぐことを表します。また「世襲」については「直系の子孫が家の職業など」を受け継ぐということで、何を受け継ぐかという部分において違いがあるといえます。

 

まとめ

以上、「踏襲」の意味と使い方、「継承」「世襲」との違いについてまとめました。

これらの語はそれぞれ何かを受け継ぐことを表しますが、どのようなことを受け継ぐかによって「踏襲」「継承」「世襲」と使い分けることができます。これらの言葉を用いる場合には、その点を意識しておくと良いかもしれません。

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