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「取り立てて」の意味と使い方・例文・類義語まとめ

投稿日:2018年4月19日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「取り立てて」という言葉は、「取り立てて言うことほどのことはない」などの形でよく使われています。

特別にあえて何かを言うほどでもない、つまり特に重要でも珍しくもない物事についていう時によく使う言葉ですが、具体的にどのような使い方をするのか、また他に近い意味のある語にはどのようなものがあるのか、中には疑問を抱くこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「取り立てて」の意味と使い方、また類義語について説明します。

 

「取り立てて」の意味と使い方・例文・類義語

それでは、以下に「取り立てて」の意味と使い方、類義語について説明します。

 

意味

まず、「取り立てて」(「取り立てる」)には以下のような意味があります。

多くのものの中から特に取り上げる。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「取り立てる」②

つまり、「たくさんの物の中からある事柄を特別に注目するものとして選びとる」ことを表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「取り立てて」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「食品添加物の危険性を危惧する声は多いが、取り立てて言うほどの問題はないと認識している」
  • 「その製品を半年ほど使っているが、廉価品とはいえ取り立てて言うような問題点はなかった」
  • 「日本では終身雇用の考え方から少し前まで転職は一般的ではなかったが、今では取り立てて話題にするような珍しいものではなくなった」
  • 「テレビは次第に低価格・大型化し、今では50インチや60インチの大型サイズを設置する人も取り立てて珍しくない」

ポイント

「取り立てて」は、それが特別なこととしてあえて何かを問題にするようなものがない、注目するような点がないことをいう場合に「取り立てて言うほどの~はない」「取り立てて~ない」といった形で使うことができます。

 

類義語

次に、「取り立てて」の類義語にあたる言葉について見ていきます。

この言葉と似た意味のある語には、以下のようなものが挙げられます。

 

特筆(とくひつ)

まず、「特筆」には以下の意味があります。

そのことについて特に書き記すこと。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「特筆」

つまり、「ある事柄を特に注目すべきこととして書き留めること」をいい、以下のように使うことができます。

  • 「特筆すべきは、その製品には添加物や白砂糖が一切使われていないということだ」
  • 「名誉ある賞を受賞し表彰を受けた今日は特筆大書すべき日となった」

メモ

ちなみに「特筆大書」とは、ある事柄を特に目立つように書き記すことをいいます。

 

取り分け(とりわけ)

次に、「取り分け」には以下の意味があります。

特に。ことに。とりわけて。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「取り分け」

つまり、「同じような種類の多くの物の中で、ある物がはっきりと目立つ様子」をいい、以下のように用いることができます。

  • 「過去最低気温を記録したというその日は取り分け寒い一日となった」
  • 「留学中、ステイ先のホストファミリーには取り分けお世話になった」

 

まとめ

以上、「取り立てて」の意味と使い方、類義語についてまとめました。

この言葉は「多くの物の中からある事を特別に取り上げる」ことをいい、ある物事について特に問題にするようなことが見当たらないことをいう場合に「取り立てて言うほどのことはない」などの形で使われています。

また、近い意味の語には「特筆」「取り分け」といったものがあり、「特筆」は「ある事を特に目立つように書き記すこと」をいい、あることを特に目立つ事柄として書き留めることについていう場合に使います。

そして、「取り分け」は「同じような多くの物の中である事柄が目立つ様子」をいい、「今年の冬はとりわけ寒い」(例年と比べて今年の冬の寒さは際立っている)といった使い方をすることが可能です。

これらの語は、いずれもある物事において特に目立っていること、注目するべきことについていう場合に使うことができますが、それぞれ違った使い方をするので、適度な場面で使い分けることができます。

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