「適宜」の意味と使い方・例文・「随時」「適時」との違いまとめ

2017年11月29日

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「適宜」(読み方:「てきぎ」)という言葉は、「適宜~する」といった形でよく用いられています。

ビジネスの場面で用いられることが比較的多い語となりますが、具体的にこの言葉はどのようなことを表しているのか、また近い意味のある「随時」「適時」という語とはどのような違いがあるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「適宜」の基本的な意味と使い方、また「随時」「適時」と比較してそれぞれの違いを説明していきます。

 

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「適宜」の意味と使い方・例文・「随時」「適時」との違い

それでは、以下に「適宜」の意味と使い方、また「随時」「適時」との違いを説明します。

 

意味

まず「適宜」には、以下の意味があります。

  1. その場の状況にちょうど適しているさま。
  2. その場の状況に応じて各自がよいように行動するさま。

出典:明鏡国語辞典「適宜」

つまり、「その時の状況に適していること」や、「何らかの制約を受けずに、自分自身がその場に適していると思う行動を取ること」を表す語となっています。

 

使い方・例文

では次に、「適宜」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

1の意味で用いる場合

  • 「部署内で適宜夏休みを取る」
  • 「トラブル発生時には適宜通知いたします」
  • 「彼は職場で三ヶ国語を適宜使い分けて仕事をしている」

 

2の意味で用いる場合

  • 「大まかなとこは規定に従ってもらう必要があるが、細かい部分は適宜判断してもらって構わない」
  • 「手の空いた人から適宜食事を摂るようにしてください」
  • 「必要なものがあれば、この中から適宜自由に選んで使ってもらって結構です」

 

「随時」「適時」との違い

次に、似た意味のある「随時」「適時」との違いについて見ていきます。

 

「随時」「適時」の意味

まず、これらの語には以下の意味があります。

  1. 適当な時に行うさま。その時々。
  2. 日時に制限を設けないさま。必要な時にはいつでも。

出典:明鏡国語辞典「随時」

それをするのにちょうどよい時。

出典:明鏡国語辞典「適時」

つまり、「随時」は「ある目的などに当てはまる時に何かを行うこと、特に日時に制限を設けずにその時々の必要に応じて何かを行うこと」、「適時」は「何かを行うために、時間や条件などがちょうど良い時」を表す語となっています。

 

意味・使い方の比較

上記を踏まえて、「随時」「適時」と「適宜」を例文を交えて使い方を比較してみると、以下のようになります。

  • 「適宜」:「インターに着いたら、適宜昼食をとってください」(インターに着いたら、各自好きなように昼食をとってください)、「新人の横について適宜指示を与える」(新人の横についてその場に応じて適した指示を与える)
  • 「随時」:「その店では、従業員を随時雇い入れている」(その店では、特に期限などを設けることなく必要に応じて従業員を雇用している)
  • 「適時」:「適時に休憩を取る」(休むのにちょうど良いタイミングで休憩を取る)

つまり、上記の例文から見て取れるように、「適宜~してください」「適宜~する」という場合には「状況に応じて自分の判断、裁量で何かをすること」、もしくは「その時の状況に合う行動をすること」(上記の例文でいうと、新人の仕事振りを見て必要な時に適切な指示を与えること)を表し、ある程度自分の裁量で何かをしても良いという場合や状況を見てそれに合った行動を取ってほしいなどに用います。

それに対して、「適時~する」という場合は「その物事をするのに合っている時に何かをすること」(たとえば上記の例文であれば、仕事に一段落付いたなどのタイミングで休憩を取ること)を表し、ちょうど良いタイミングを見計らって何かをすることをいう場合に用いることができます。

そして「随時~する」というと「日時の制約なしに必要な時に何かを行うこと」を表すため、たとえば「随時入学可能」という場合には、特に時期を限定せずに応募の状況に応じていつでも学校に入学することができると受け取ることができます。

 

まとめ

以上、「適宜」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は「その時の状況に応じて自分が良いと思うように何かをすること」や「その時々の状況に合っている行動をすること」を表します。

「随時」「適時」といった類似した言葉とのニュアンスの違いは分かりにくいところがありますが、それぞれを対比する形で見ていくと具体的に意味を理解しやすくなります。

何れもビジネスなどの場面で使用されることが多い語となるため、どのような意味や使い方ができるか知っていると役立てられる機会が多いかと思います。

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