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「体裁」の意味と使い方・例文・「外聞」「体面」との違いまとめ

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「体裁」(読み方:「ていさい」)という言葉は、「体裁が良い(悪い)」「体裁を取り繕う」などの形でよく用いられています。

とはいえ、上記のような言い方はどのような場面で用いるものなのか、ここではこの言葉の基本的な意味と使い方と併せて、似た意味のある「外聞」「体面」と比較しながらより詳しい意味を説明していきます。

 

「体裁」の意味と使い方・例文・「外聞」「体面」との違い

それでは、以下に「体裁」の意味と使い方、また「外聞」「体面」との違いを説明します。

 

意味

まず、「体裁」には以下のような意味があります。

  1. 外から見える物の形や様子
  2. 世間体、見栄
  3. 一定の形式
  4. 他人が気に入るようなうわべだけの言葉

「体裁を繕う」などの言い方は上記2の意味となりますが、それ以外にも1・3・4のような「物を外から見た時の様子」、「規定の形式」、「相手がそれを聞いて気に入りそうな口先だけの言葉」といった意味があります。

 

使い方・例文

次に、この言葉の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「彼らは体裁を気にして人前では鴛鴦夫婦のように振る舞っているが、家では口も利かないらしい」
  • 「それは短時間で作成されたとはいえきちんと月報としての体裁が整えられていた」
  • 「彼は上司に取り入ろうとお体裁ばかりを言っている」
  • 「PowerPointを使って体裁の整った見栄えのする資料を作成する」
  • 「この製品は体裁は良いが機能性はいまいちだ」

 

「外聞」「体面」との違い

次に、似た意味を表す「外聞」「体面」という語との違いについて見ていきます。

まず、「体面」には「世間に対する体裁、見た目の様子、面目」、そして「外聞」は「世間に対する体裁」「世間の評判、世間への聞こえ」といった意味があります。

そして、これらの語と「体裁」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「体面」:「彼は体面を保つことを何よりも重要視している」(世間に対する名誉を保つことを重視する)
  • 「外聞」:「親が東大卒のエリートなのは良いが、息子が名の知れていない三流大学に通っているというのでは外聞が悪いからと、やたらに東大受験を勧めてくる」(三流大学では世間に聞かれた時の印象が悪い)
  • 「体裁」:「こんな服装で懇親会に参加しては体裁が悪い」(こんな服装では他人から見た時の印象が悪い)

つまり、「体面」は「世間に対する顔」、「外聞」は「世間への聞こえ(世間に聞かれた時の印象)」、また「体裁」は「他人から見た時の自分の状態」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「体裁」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は、主に「外から見える様子、見た目」や「他人から見た時の自身の状態」を表し、「体面が悪い」「体面を繕う」などの形で用います。

また「体面」は、主に「世間に対する顔」を表し「体面を傷つける」「体面を重んじる」などの形で用いることができます。そして「外聞」は、「世間への聞こえ」という意味があり、「外聞を憚る」「外聞を重んじる」などの形で用います。

それぞれ共通した意味もありますが、上記のように微妙に異なる使い方が可能なため、それぞれ意識して使い分けると良いかと思います。

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