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「他力本願」とは?意味と語源・使い方まとめ

投稿日:2017年5月31日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「他力本願」(読み方:「たりきほんがん」)は、日常で耳にすることや用いることの比較的多い四字熟語です。

しかしながら、一般的に用いられている使い方は本来この言葉が表す意味とはニュアンスが異なるものとなっています。

それではこの言葉は本来どのようなことを表すのか、また一般的にはどのような使い方がされているのか、ここでは「他力本願」の語源と本来の意味、またそこから転じて一般的に使われている意味と使い方について説明していきます。

 

「他力本願」の意味と語源・主な使い方

それでは、以下に「他力本願」の語源や意味と使い方を説明します。

 

意味・語源

まず、「他力本願」はもともと仏教用語で「自己の修行の功徳で悟りを得るのではなく、阿弥陀仏の本願によって救われること」を表すものとなっています。

ちなみに「阿弥陀仏の本願力」とは、阿弥陀仏がおこした「すべての人を極楽浄土に往生させるという誓願」のことをいいます。

 

現在では、上記の意味から転じて「事を成すのにひたすら他人の力を当てにすること」という意味で一般的に用いられていますが、そこには「人任せ」や「甘え」といったニュアンスが含まれ、あまり良い意味ではないものとなっています。

ただし、この言葉本来の意味はそうしたものではありません。

もともと「他力本願」は、自力の修行によるのではなく「阿弥陀仏の本願に頼って成仏を願うこと」をいいますが、これは「仏様を当てにする」ということではなく、「(自力での修行で悟りを開くことは到底困難なため)阿弥陀仏の本願力にまかせて成仏するという真実の願いが込められたもの」となっています。

そのため、本来は「他人を当てにする」「人任せにする」ということを表すものではないことに注意しておく必要があります。

 

使い方・例文

次に、「他力本願」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、上記のように本来の意味と一般的に用いられている意味に違いがありますが、一般的に用いられている使い方としては、主に以下のような例が挙げられます。

  • 「何事も他力本願では成就しない。それよりも自分で努力したほうが確実だ」
  • 「あの人は何事も他力本願で良い印象がない」
  • 「最近では何かにつけて学校にクレームを付けるなど、子育てに対する責任が薄い他力本願な親が多い」
  • 「たとえ他力本願で何かを成し得ても、それは一時しのぎに過ぎない」

 

まとめ

以上、「他力本願」の意味や由来、使い方についてまとめました。

この言葉はもともと仏教用語で、その本来の意味と現在一般的に用いられている使い方にはニュアンスの違いがあります。

しかしながら、誰もがこの両方の意味を知っている訳ではなく、日常の会話などにおいては後者の意味で使っていて支障をきたすことはないと思われます。

ただし、両方の意味を理解した上で用いることができると、相手や場面に応じて使い分けることができて良いかと思います。

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