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「泰然」の意味と使い方・「悠然」「平然」との違いまとめ

投稿日:2017年12月15日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「泰然」(読み方:「たいぜん」)という言葉は、「泰然としている」「泰然と~する」などの形でよく用いられています。

しかしながら、他に「悠然」「平然」といった近い意味の語があり、それらと具体的にどのような違いがあるのか、中には疑問に思うことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「泰然」の意味と使い方、また「悠然」「平然」と比較してそれぞれの違いを説明していきます。

 

「泰然」の意味と使い方・「悠然」「平然」との違い

それでは、以下に「泰然」の意味と使い方、また「悠然」「平然」との違いを説明します。

 

意味

まず、「泰然」には以下のような意味があります。

ゆったりと落ち着いて動揺しないさま。

出典:明鏡国語辞典

つまり、「落ち着いていてゆとりがあり、平静さを失わないでいる様子」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「泰然」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「経営不振によるリストラにも泰然として受け止める」
  • 「その絵画には泰然とそびえる富士の威厳ある姿が描かれている」
  • 「彼は齢は若いが肝が据わっていて、ちょっとの地震で慌てるようなこともなく騒ぐ人々を余所に泰然としていた」
  • 「需要の低迷で業界全体が落ち込む中、その企業は泰然としていた」

 

「悠然」「平然」との違い

では次に、似た意味のある「悠然」「平然」との違いについて見ていきます。

まず、これらの語には以下の意味があります。

ゆったりと落ち着いているさま。

出典:明鏡国語辞典「悠然」

平気で落ち着いているさま。

出典:明鏡国語辞典「平然」

そして、これらの語と「泰然」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「悠然」:「山麓のカフェで悠然とコーヒーを飲みながら山々を仰ぐ」(山麓のカフェでゆったりとコーヒーを飲みながら山々を仰ぐ)
  • 「平然」:「彼は自身の作品に対する酷評を平然と受け流し、次の作品作りに着手していた」(彼は自身の作品に対する酷評を何事もなかったかのように受け流し、次の作品作りに着手していた)
  • 「泰然」:「近隣に競合店ができてから客足がそちらへ流れ始めていたが、オーナーは泰然と構えていた」(近隣に競合店ができてから客足がそちらへ流れ始めていたが、オーナーは動揺することなく落ち着いて構えていた)

つまり、「悠然」は「ゆとりがある、寛いでいる様子」、「平然」は「落ち着いていてそのことを気にかけない様子」、「泰然」は「落ち着いて平静さを失わない様子」を表すというニュアンスの違いがあります。

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まとめ

以上、「泰然」の意味と使い方、「悠然」「平然」との違いについてまとめました。

この言葉は「落ち着いていて直面した物事に動揺しない様子」を表し、「泰然としている」「泰然と~する」といった形で用いることができます。

また「悠然」「平然」にも落ち着いている、物事に動じないといった意味がありますが、「悠然」は「気持ちなどにゆとりがある」、「平然」は「そのことを気にかけない」といったニュアンスになります。

それぞれ違った場面で用いることができるため、微妙な違いを意識して使い分けると良いかと思います。

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