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「所存」の意味と使い方・例文・「次第」との違いまとめ

投稿日:2017年7月12日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「所存」(読み方:「しょぞん」)という言葉は、「~する所存です」「~して参る所存でございます」などの形で、主にビジネス関連のメールや文書、手紙などでよく用いられています。

さまざまな場面で用いられる語ではありますが、その分使い方に迷いが生じる場面も多くあるかもしれません。

そこで、ここでは「所存」の基本的な意味と使い方、また似た使い方をする「次第」という語と比較してそれぞれの違いについて説明していきます。

 

「所存」の意味と使い方・例文・「次第」との違い

それでは、以下に「所存」の意味と使い方、また「次第」との違いを説明します。

 

意味

「所存」には「心に思うところ、考え、思惑、見込み」といった意味があり、「心に思っていること」を表す語となります。

ただし、日常的な気軽な場面ではなく、改まった言い方として手紙文などで用います。

 

使い方・例文

この言葉は、たとえば目上の人に送る手紙の文章やビジネスメールなどにおいて、以下のような使い方をすることができます。

  • 「もしご都合がよろしければ、来週にでも参上する所存です」
  • 「近日中にご挨拶に伺う所存でございます」
  • 「これからもお客様にご満足いただけるサービスを提供するべく努めて参る所存でございます」
  • 「当社はこれからも新規事業の開拓や新市場への参入など、より一層の発展を目指し邁進して参る所存でございますので、今後ともご指導・ご鞭撻のほど何とぞよろしくお願い申し上げます」

ちなみに、上記ような文章をもう少し柔らかい表現に言い換えたいという場合には、以下のような言い方をすることができます。

  • 「もしご都合がよろしければ、来週にでもお伺いしようと考えています」
  • 「近いうちにご挨拶に伺うつもりでおります」

 

【その他「所存」を使う表現についての参考記事】
ビジネスの場面で「頑張る」「努力する」意思を表す場合に適切な表現
ビジネスでお詫びの言葉として用いる表現5つ それぞれの使い方
「真摯」の意味と使い方・例文・「真面目」「真剣」との違いまとめ

 

「次第」との違い

では次に、「所存」と似た使い方をすることがある「次第」という語との違いについて見ていきます。

まず、「次第」には複数の意味がありますが、その中でも「~という次第でございます」といったように「所存」と似た使い方をする意味としては、「物事の事情や由来、理由、成り行き、経過、いきさつ」といったものがあります。

この意味における「次第」と「所存」の使い方を比較してみると、たとえば以下のようになります。

  • 「次第」:「実は数日前から夏風邪で子供が寝込んでしまい、今も半ばつきっきりの状態で看病しています。そのような次第ですから、残念ですが明日の食事会には参加できそうもありません」(子供の看病という事情で食事会には参加できないことを説明している)
  • 「所存」:「もし先生のご都合がよろしければ今度妻と一緒にご挨拶に伺う所存でおります」(今後の予定として夫婦で挨拶に行こうと考えていることを述べている)

つまり、「次第」は「何らかの事の成り行きや事情」を表しそれを説明する場合などに用いますが、「所存」は「思っていることや考え」を表しそれを改まった文章で述べる場合に用いるといった違いがあります。

 

まとめ

以上、「所存」の意味と使い方、「次第」との違いについてまとめました。

この言葉は、手紙の文章、またビジネスにおける挨拶文や謝罪文、お礼状など、改まった表現を用いる場面において「思うことを表す」場合に用います。

改まった言い方とはいってもさまざまな場面で使う表現となるため、「次第」などの類似した使い方をする表現との使い分け方や場面ごとの言い回しを知っておくようにすると役立つかと思います。

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