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「所謂」の意味と使い方・例文・「いわば」との違い

投稿日:2018年3月3日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「所謂」(読み方:「いわゆる」)という言葉は、「所謂~というものだ」などの形でよく用いられています。

ある事柄を一般的に誰もが知っている言葉を引き合いに出して言い表す場合などに用いる語ですが、具体的にはどのようなことを表しているのか、また似た意味のある「いわば」という語とはどのような違いがあるのか、中には疑問が浮かぶこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「所謂」の意味と使い方、また「いわば」との違いを説明していきます。

 

「所謂」の意味と使い方・例文・「いわば」との違い

それでは、以下に「所謂」の意味と使い方、また「いわば」との違いを説明します。

 

意味

まず、「所謂」には以下のような意味があります。

世間一般に言われている。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「所謂」

つまり、「世の中で広く言われている」ことを表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「所謂」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「ノートパソコンを持ち歩いてカフェやコワーキングスペースで作業をする、所謂『ノマドワーカー』が増えてきている」
  • 「彼は東大卒の大企業に勤めるエリートで背も高く、所謂ふた昔以上前でいうところの『三高』というやつだ」
  • 「彼は所謂『ゆとり世代』で、職場の上司や先輩たちとは噛み合わないことが多いようだ」
  • 「彼は所謂『スター選手』ではないが、安定した活躍ぶりを見せる実力派でこのところ人気が急上昇している」

 

「いわば」との違い

では次に、似た意味のある「いわば」という語との違いについて見ていきます。

まず、「いわば」には以下の意味があります。

言ってみるならば。たとえて言うならば。

出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「いわば」

そして、この語と「いわば」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「いわば」:「両親を早くに亡くした彼にとって、姉の存在はいわば母親代わりのようなものだった」(両親を早くに亡くした彼にとって、例えて言うならば、姉の存在は『母親代わり』のようなものだった)
  • 「所謂」:「彼は何でも他人に同調する、所謂『太鼓持ち』的なところがある」(彼は何でも他人に同調する、つまり世間でよく言われているところの『太鼓持ち』的なところがある)

つまり、「いわば」は「あることを何かに例えて言うとするならば~」、「所謂」は「世間で広くそのように(例えて)言われている」ことを表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「所謂」の意味と使い方、「いわば」との違いについてまとめました。

この言葉は「世間一般で言われている」ことを表し、「ある事柄について世間一般で例えて言われている言い方をすると~だ」ということを言いたい場合に「所謂~だ」「これが所謂~だ」といった形で用いられています。

また「いわば」についても何かを例えて言う場合に用いますが、「所謂」のように一般的に言われている慣用句などを使って何かを例えて表すということに限らず、ある事柄を何かに例えてよりぴったりとくる表現をしたい場合に用いることができます。

これらは言い換えて使える場合もありますが、それぞれ微妙に違ったことを表しているため、その場面によって使い分けるようにすると良さそうです。

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