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「嘱望」の意味と使い方・例文・「期待」との違いまとめ

投稿日:2018年11月28日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「嘱望」(読み方:「しょくぼう」)という言葉は、「~を嘱望する」などの形でよく用いられています。

将来を期待する優秀な人物についていう時に使う言葉ですが、具体的にはどのような使い方をするのか、また似た意味のある「期待」という語とはどのような違いがあるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「嘱望」の意味と使い方、「期待」との違いを説明します。

 

「嘱望」の意味と使い方・例文・「期待」との違い

それでは、以下に「嘱望」の意味と使い方、また「期待」との違いを説明します。

 

意味

まず、「嘱望」には以下のような意味があります。

将来や前途にのぞみをかけること。期待すること。

出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「嘱望・属望」

つまり、「ある人物の将来や行き先がこうなれば良いと望むこと」をいう語となっています。

 

使い方・例文

次に、「嘱望」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「彼は新卒で入社した時点から幹部候補として将来を嘱望されている逸材だ」
  • 「彼は大いに将来を嘱望すべき優秀な研究者だ」
  • 「彼は入社時にはあまり周囲から嘱望されていなかったが、入社から数年経ってから頭角を顕し順調に管理職への出世を遂げた」
  • 「彼は数々の世界的な大会で優秀な成績を残し、将来を担う人材として嘱望される選手だった」

ポイント

「嘱望」は、将来を期待する優秀な人物についていう場合などに、上記のように「将来を嘱望する」「将来を嘱望される」などの形で使うことができます。

 

「期待」との違い

次に、似た意味のある「期待」という語との違いについて見ていきます。

まず、「期待」には以下の意味があります。

将来その事が実現すればいいと、当てにして待ち設けること。

出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「期待」

そして、これらの語と「嘱望」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「期待」:「彼は両親の期待に応えて一流大学に入学した」
    (≒「一流大学に入ってくれるだろうと考えてその実現を待っていた両親の思いに応えて、彼は一流大学に入学した」)
  • 「嘱望」:「彼は大学卒業後ドラフト1位で球団に入団し将来を嘱望された選手だった」
    (≒「彼は大学卒業後ドラフト1位で球団に入団し、将来を大きく期待された選手だった」)

ポイント

つまり、

「期待」は「あることが実際に叶えば良いと、心の中で見込みを立てて待つこと」

「嘱望」は「ある人の将来や先行きに望みを掛けること、期待すること」

を表すという違いがあります。

 

まとめ

以上、「嘱望」の意味と使い方、「期待」との違いについてまとめました。

この言葉は「将来や先行きに望みを掛けること」をいい、将来を期待される優秀な人物についていう場合に「将来を嘱望する~」「将来を嘱望される~」などの形で使われています。

また「期待」も同じような使い方をしますが、この場合は「あることが実現すれば良いと、見込みを立てて待つこと」をいい、ある物事の良い結果を望むことについていう場合に「~を期待する」「期待に応える」などの形で使うことができます。

これらの語は、それぞれ何かが実現することを望むことについていう場合に使うことができますが、それぞれ異なるニュアンスがあるため、適度な場面で使い分けることが可能です。

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