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「示唆」の意味と使い方・例文・「推察」「暗示」との違いまとめ

投稿日:2017年8月4日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「示唆」という言葉は、「示唆を受ける」「示唆に富む」などの形で比較的よく用いられる語の一つですが、「具体的にどのような意味があるのか」また「似た意味のある他の言葉とどのように使い分けると良いのか」といったことに迷うこともあるかもしれません。

そこでここでは、この言葉の基本的な意味と使い方、また近い意味がある「推察」「暗示」といった語と比較しながら、これらの語との違いとそれぞれの言葉のニュアンスについて説明していきます。

 

「示唆」の意味と使い方・例文・「推察」「暗示」との違い

それでは、以下に「示唆」の意味と使い方、また「推察」「暗示」との違いを説明します。

 

意味・使い方・例文

まず、「示唆」には「他の物事によってそれとなく教え示すこと、ほのめかすこと」という意味があります。

そこから、この言葉は「発言の中でそれとなく真実などをにおわせる」「遠回しに何かを教え示す」といったことを述べる場面において、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「その講義はきわめて示唆に富んでいる」
  • 「彼の話から示唆を得て問題解決に至ることができた」
  • 「悪性であることを示唆する検査結果が出たため、来週より詳しい検査をすることになった」
  • 「これらの研究結果は、その添加物を摂取することには健康リスクがあるという可能性を示唆している」
  • 「その選手の会見での発言は、彼の引退を示唆しているようだった」

 

「推察」「暗示」との違い

次に、似た意味を表す「推察」「暗示」という語との違いについて見ていきます。

まず、「推察」には、「事情や心の中をこうであろうと想像したり察したりすること、思い遣ること、推量」という意味があり、「他人の事情や心中を推し量ること」を表します。

また「暗示」は、「はっきり示さないで物事を知る手がかりなどをそれとなく知らせること、またその言葉や態度」という意味があり、「手がかりとなる情報によって遠回しに知らせる」ことを表します。

上記のことを踏まえると、「暗示」と「示唆」はほとんど同じような意味があるように思われますが、これらの語の主な使い方を例文で比較すると以下のようになります。

  • 「推察」:「彼の様子から不合格だったと推察した」(相手の様子から試験の結果が不合格だったことを察する)
  • 「暗示」:「今日の曇り空は不合格を暗示しているようだ」(曇った空が試験の不合格を知らせているように思われる)
  • 「示唆」:「そのデータは若者の語学力低下を示唆していた」(データの内容は若者の語学力が低下していることを間接的に示している)

つまり、「推察」は「相手の様子などから事情を察すること」を表しますが、「暗示」は「それとなく何かを伝えること」、「示唆」は「間接的に何かを指し示す」ことを表すという違いがあるといえます。

また「示唆」を「その発言は彼の引退を示唆していた」というような言い方をする場合には、「何かをほのめかす(それとなく態度や言葉に本心などを表す)」という意味での使い方になります。

 

まとめ

以上、「示唆」の意味と使い方、また「推察」「暗示」との違いについてまとめました。

「示唆」には「ほのめかすこと、それとなく教え示すこと」という意味があり、間接的に何かを示すことを表します。

「暗示」についても、意味上はほとんど「示唆」と同じようなことを表すように思われますが、この場合はどちらかというと単に「それとなく何かを知らせること」を意味します。対して「示唆」は「示す、導く」といったニュアンスがあるため、その点を踏まえて使い分けると良いかもしれません。

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