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「恣意的」の意味と使い方・例文・「作為」「故意」との違いまとめ

投稿日:2017年7月2日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「恣意的」(読み方:「しいてき」)という言葉は、「恣意的な判断」「恣意的な振る舞い」などの形で用いられています。

それほど日常において頻用する語ではありませんが、実際のところ、この言葉はどのようなことを表しているのか、また似た意味があるとして混同されることがある「作為」「故意」という語とどのような違いがあるのか、ここでは「恣意的」の基本的な意味と使い方、また「作為」「故意」と比較してそれぞれの違いについて説明します。

 

「恣意的」の意味と使い方・例文・「作為」「故意」との違い

それでは、以下に「恣意的」の意味と使い方、また「作為」「故意」との違いを説明していきます。

 

意味

「恣意的」には、「気ままな、自分勝手なさま、好みやその時の思いつきで行動するさま」といった意味があり、その時の気分任せで自分の好きなように振る舞うことを表す語となります。

 

使い方・例文

この言葉は、たとえば「理に適ったものではなくその時の思いつきなどで気ままに行動する」様子を表す場合に以下のように用いることができます。

  • 「この教材は彼が恣意的に選んで採用したようだ」
  • 「採否は担当者の恣意的判断に依存しているところが大きいらしい」
  • 「言動が恣意的且つ一貫性に欠いた親の元で育った子どもは健全に成長することは難しい」
  • 「教師たるものは生徒に対して恣意的に振る舞うべきではない」
  • 「親の恣意的な振る舞いは子どもの価値観や自尊心を歪んだものにしてしまう」
  • 「規則を恣意的に解釈してはならない」

 

「作為」「故意」との違い

次に、混同した使い方をされることがある「作為的」「故意」といった語との意味や使い方における違いについても見ていきます。

まず、「作為」は「何か企むところがあってわざと手を加えること」といった意味があり、「作為的」とすると「わざとこしらえること、故意にそうしたことが明らかで不自然なさま」を表します。

また「故意」については、「意識して行うこと、わざとすることやその気持ち」を表します。

これらの語の使い方を「恣意的」を比較してみると以下のようになります。

  • 「作為」:「彼が提出した報告書は作為的な痕跡がある」(報告書はわざと何らかの修正が施されたような不自然な内容になっている)
  • 「故意」:「彼は不注意からなどではなく、故意に操作を誤ってデータを削除したのだろうか」(わざと間違った操作をする)
  • 「恣意的」:「部長はいつも恣意的な判断で採用者を決めているように見えるが、きちんと業務の適性に合った優秀な人材が入社している」(その時の思いつきで採用者を判断しているようだ)

つまり、「作為的」は「事実ではない何かを故意に作り出したような不自然さがあること」、「故意」は「偶然などではなくわざと何かを行うこと」、「恣意的」は「何らかの論理的な要素がある訳ではなく、単なる気まぐれや思いつきで何かを行うこと」といったニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「恣意的」の意味と使い方、「作為的」「故意」との違いについてまとめました。

「恣意的」には「自分勝手、気ままな振る舞い」といった意味があり、あまり良い意味で使われる言葉ではありません。

ただし、意図して何かを行うという意を含む「作為的」「故意」といった語とは異なるため、混同しそうな場合には上記のようなニュアンスの違いを意識すると良いかもしれません。

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