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「先般」の意味と使い方・例文・「先日」「今般」との違いまとめ

投稿日:2017年7月10日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「先般」という言葉は、「先般の件~」「先般ご依頼の件~」などの形で、ビジネスの場面においてよく用いられています。

どんな意味があるのかは概ね分かっているという人が多いかと思いますが、この言葉が具体的にどのようなことを表しどのような場面で用いるのか、また似た意味のある「先日」「今般」という語とどのような違いがあるのか、ここでは「先般」の基本的な意味と使い方、また「先日」「今般」と比較してそれぞれの違いについて説明していきます。

 

「先般」の意味と使い方・例文・「先日」「今般」との違い

それでは、以下に「先般」の意味と使い方、また「先日」「今般」との違いを説明します。

 

意味・使い方・例文

「先般」には、「先ごろ、この間、過日、先だって」といった意味があり、主に現在から遠くない過去の物事を言及する場合に用いられます。

ただし具体的に何日前のことを指すかということは定義されていないため、「この間」などの語と同じように、「現在からあまり離れていない過去のある時点」として漠然と捉えた上で用いて問題ないと思われます。

 

この言葉を用いる場合には、改まった文章などにおいてたとえば以下のように使うことができます。

  • 「先般の会議の議事録を作成いたしました」
  • 「先般お申し込みの件、誠に申し訳ございませんが、申し込み多数のため抽選となりました」
  • 「その件につきましては、先般申し上げました通りでございます」
  • 「先般ご依頼の件につきご連絡申し上げます」
  • 「先般の件、承知いたしました。それではまず見積書をお送りいたしますので、今しばらくお待ちください」
  • 「先般来お願いいたしました件についてお伺いいたします」

 

「先日」「今般」との違い

次に、「先般」と同じような使い方をする「今般」「先日」との違いについて見ていきます。

まず、「今般」は「先般」の反対語で「このたび、今度、今回」という意味があり、最近決まったことや行われたばかりの物事について言及する時に用います。

また、「先日」は「さほど遠くない過去のある日、この間、過日、何日か前のある日」という意味があります。

「今般」は「今回」といった意味で過去のことを表す他の2つとは異なりますが、「先日」と「先般」は意味の上では実質的にほとんど違いはありません。

ただし、使い方としては、「先般」は「より改まった場面で用いる」「先日」は「もう少し柔らかい会話などにおいても用いられる」という部分での違いがあります。

また、「先般」と「今般」は「最近」もしくは「(あまり遠くない)過去」という部分では異なりますが、いずれも主に過去または最近行われた物事について言及するといった使い方がされています。それに対して、「先日」は「何日か前のある日」という意味があり、「過去のある日」について言及する場合にも用いられます。

たとえば、これらの語の使い方を例文で比較してみると以下のようになります。

  • 「先日」:「先日、近所でばったりとお嬢さんにお会いしましたが、とてもお元気そうでした」
  • 「今般」:「今般、左記へ転居いたしましたことをお知らせいたします」
  • 「先般」:「先般お申し込みの件につきまして、ご案内申し上げます」

 

まとめ

以上、「先般」の意味と使い方、また「先日」「今般」との違いについてまとめました。

この言葉は、「先だって、この間」などの意味があり、それほど遠くない過去の物事についていう場合に用います。改まった語でビジネスの場面において用いることが多いかと思われるため、上記のような「今般」「先日」という語との使い分け方を意識しておくと良いかもしれません。

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