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「早急」の読み方・意味と使い方・例文・「性急」との違いまとめ

投稿日:2017年9月27日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「早急」という言葉は、「早急にご連絡します」「早急に対応をお願いします」といった形で、ビジネスメールや手紙などでよく用いられています。

ただし、この言葉は本来のものとは違った読み方がされていることが一般化しているようです。

そこで、ここでは「早急」の意味と使い方と併せて、本来の読み方はどのようなものか、また似た意味のある「性急」と比較してそれぞれの違いについて説明していきます。

 

「早急」の意味と使い方・例文・「性急」との違い

それでは、以下に「早急」の意味と使い方、また「性急」との違いを説明します。

 

読み方

まず、「早急」は「さっきゅう」もしくは「そうきゅう」と読みます。

ただし、「さっきゅう」という読み方が本来のもので「そうきゅう」はもともと誤った読み方でしたが、最近では「そうきゅう」という読みのほうが一般的に用いらるようになったため、後者の読み方でも間違いではないとされています。

ちなみに、「早急」のように誤読が一般に定着したことで認められるようになった読み方を「慣用読み」といいます。慣用読みの例としては、他に「寄贈」(きそう→きぞう)・「情緒」(じょうしょ→じょうちょ)・「依存」(いそん→いぞん)などがあります。

 

意味

次に、この言葉の意味について見ていきます。

「早急」には「非常に急ぐこと」という意味があり、急を要するような状況において何かを急ぐこと表します。

 

使い方・例文

それでは、以下に「早急」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「誠に恐れ入りますが、早急に回答していただけるとありがたく存じます」
  • 「ご質問の件、早急にお調べしてご連絡いたしますので、恐れ入りますが今しばらくお待ちいただけますでしょうか」
  • 「状況を確認次第、早急にご連絡いただきますようお願いいたします」
  • 「この件は早急に結論を出すよりも確実な対応をするほうが良いだろう」

 

「性急」との違い

次に、似た意味を表す「性急」という語との違いについて見ていきます。

まず、「性急」には「短気、せっかちなこと」「物事の進め方が急なこと」という意味があります。

そして、この語と「早急」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「性急」:「ともかく性急な結論は避けるべきだ」(ともかく慌ただしく結論を出すのは避けるべきだ)
  • 「早急」:「今回ご注文の製品につきましては、早急に発送させていただきます」(今回注文していただいた製品は急いで発送いたします)

つまり、「性急」は「せっかちなこと(落ち着いて何かをするのでなく先へ急ぐこと)」、「早急」は「非常に急ぐこと」を表すというニュアンスの違いがあります。

※なお、「早速」や「迅速」「至急」といった、他の「早急」と近い意味のある語の使い方については以下の記事を参照ください。

【関連記事】:「早速」の意味とビジネスメールにおける使い方・類似表現まとめ

 

まとめ

以上、「早急」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は、「非常に急ぐこと」を表し、何か差し迫った事態に対応する場面や相手に急を要することを依頼する場面などで用いることができます。

対して「性急」は主に「せっかちなこと」を表し、慌ただしく何かを行う、気短に結論を出したり求めたりするような場面で用い、それぞれ微妙に違った使い方ができるため、うまく使い分けると良いかと思います。

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