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「臨機応変」の意味と使い方・例文・「柔軟性」との違いまとめ

投稿日:2017年7月28日 更新日:

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「臨機応変」は、「臨機応変な対処が必要」「臨機応変な対応ができる人」などの形で、転職や就職の志望動機や自己PR文、ビジネスの現場などで用いられます。

たとえば仕事において「臨機応変な対応」を指示されたり、特定の職業に必要な要素として挙げられていることも多いかと思いますが、実際のところ「臨機応変な対応」や「臨機応変な対応ができる人」とはどのようなことを表すのか、ここではこの言葉の意味と使い方について、似た使い方をする「柔軟」という語と比較しながら説明しています。

 

「臨機応変」の意味と使い方・例文・「柔軟性」との違い

それでは、以下に「臨機応変」の意味と使い方、また「柔軟(性)」との違いを説明します。

 

意味

まず、「臨機応変」には、その字が示しているように変化応じて適切な手段を施すこと」を表し、「型通りの処置にとらわれず、時と場合に応じて適切な手段を講じること」という意味があります。

つまり、たとえば「臨機応変な対応(ができる人)」というと、「決まりきったやり方にこだわらずに、その場・その時の事態に応じて適切な手段を講じること(ができる人)」を表します。

 

使い方・例文

それでは、この言葉の使い方を例文を使って見ていきます。

「臨機応変」は、主にビジネスの場面において以下のように用いることができます。

  • 「秘書の仕事には即時の判断や臨機応変な対応ができる人材が求められる」
  • 「接客の仕事は何事もケース・バイ・ケースだ。臨機応変な対応力を身に付けることが必要になる」
  • 「彼は不測の事態にも臨機応変に処理しながら、うまく難局を乗り切ってきた」
  • 「これまでは接客業に従事してきました。さまざまなお客様と接する中で、必ずしもマニュアル通りの対応が全てにおいて正解ではないことを経験として学び、臨機応変な対応をする能力を身に付けることができました」

 

「柔軟(性)」との違い

では次に、「柔軟に対処する」など「臨機応変」と同じような使い方をする「柔軟(性)」という語との違いについて見ていきます。

まず、「柔軟」には「人または事柄の性質が順応性に富んでいて、その場に応じて素直に対処するさま」という意味があります。

たとえば、この言葉と「臨機応変」の具体例を挙げると以下のようになります。

  • 「柔軟に対処する」:「仕事内容の全く異なる部署に異動しても、新しい部署にうまく順応して仕事をこなす」
  • 「臨機応変に対処する」:「突発的に入電が増えオペレーターだけでは対応できないため、急遽スーパーバイザーも電話対応を行うことにした」

また、両者の使い方を例文で表すと以下のようになります。

  • 「柔軟性」:「彼女は生活習慣の違う海外での生活でも柔軟性を発揮してうまくやっているようだ」
  • 「臨機応変」:「顧客からのクレームに対して臨機応変に対応する」

つまり、「柔軟性」は「決まった価値観などにとらわれず、融通性がありどんな環境にも適応できる様子」を表すことに対し、「臨機応変」は「その場その時の状況に適した処置を施すこと」を表すという違いがあります。

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まとめ

以上、「臨機応変」の意味と使い方、「柔軟」との違いについてまとめました。

この言葉は、「その場の状況に応じて適切な手段を講じること」を表し、就職・転職時の自己PR文で自身の能力をアピールする、また突発的、不測の事態に対処するなどの場面で用いられます。

「柔軟性」という語も同様に「その場に応じて対処する」ことを表しますが、「偏りがなく順応性がありさまざまなものに対処できる様子」を表し、臨機応変とはニュアンスが異なります。

「臨機応変」はその状況に応じた対応ができること、また「柔軟性」は相手や環境に依存せず融通が利いた対応ができることという部分で使い分けると良いかと思います。

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