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映画「Revolutionary Road/燃え尽きるまで」のあらすじと感想まとめ

投稿日:2017年4月22日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です>

今回の記事では、Netflixで視聴した映画「Revolutionary Road/燃え尽きるまで」のあらすじと感想をまとめます。(若干のネタバレを含みます)

「Revolutionary Road/燃え尽きるまで」あらすじと感想

「Revolutionary Road/燃え尽きるまで」は、リチャード・イェーツの小説を原作とした映画で、映画「タイタニック」を主演したレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが夫婦役として再共演を果たしています。

とはいえストーリーはロマンティックなラブストーリーではなく、1950年台のアメリカを舞台に理想の生活を模索して葛藤する夫婦を描いたものです。

夫婦の激しい感情のぶつけ合い悲劇的なラストと、言ってしまえば軽い気分で見る作品ではないのですが、今の生活に疑問を感じている、夫婦関係に行き詰まっているなどの場合には、この映画がこれからの生き方や考え方を違った視点で見直すきっかけを残してくれるかもしれません。

 

あらすじ

パーティーで知り合ったフランク(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)は結婚して二人の子供に恵まれ、コネチカット州にある「レボリューショナリー・ロード」と呼ばれる郊外の一軒家に住んでいます。

一見すると安定した理想的な生活を送っている二人ですが、フランクは大企業での退屈な仕事に辟易し、エイプリルは志していた俳優の仕事でキャリアを築くことに失敗して専業主婦に甘んじています。

そんな中で、エイプリルはかつてフランクが「フランスはこことは違って人が生きている」といっていたことを思い出し、家族でパリへ移住することを提案します。フランクもその考えに動かされ、二人は秋に出発しようと決めます。

しかし、その計画は「エイプリルが三人目を妊娠したこと」、また「フランクに出世の話が持ち上がったこと」で揺らぎ始めます。

エイプリルは自身の手で中絶を図ってでもパリ行きを決行しようとしますが、それを知ったフランクは激怒し口論になります。そしてパリ行きは延期になり、二人の間にあるすれ違いが大きくなっていきます

 

ストーリーのポイント

この映画のストーリーでポイントとなるところは、まず、フランクとエイプリルは他人に言わせれば「郊外の庭付き一軒家に住む、二人のかわいい子供に恵まれた理想的な夫婦」です。

しかし、このような「絵に描いたような幸せ」を手に入れたかのように見える二人ですが、実は今の生活に虚しさ、退屈、不満といったものを抱えています。

そして、現状の希望を見いだせない生活を打開しようと諦めないエイプリルと、仕事を軽んじていながらも現状の延長線上でやっていくという選択肢を良しとするフランクのすれ違いから、悲劇的な結末に向かってストーリーが進んでいきます。

 

全体の感想

この映画を見た総合的な感想としては、映画の中で描写されている二人の激しい口論や感情のぶつけ合い、そして悲しい結末に圧倒されましたが、それだけ見応えのある作品でした。

エイプリルは強い女性で、満たされない状況の中でもそれを愚痴るのではなく、あくまで打開しようと行動します。そしてその裏には、このままでは二人とも自分自身を持て余したまま無駄に時間が過ぎていくという危機感や絶望感といったものがあります。

それに対してフランクは、仕事に何のやり甲斐を感じていなくても、それに危機感や絶望を感じている訳ではありません。

二人の間にあるその違いが、降ってわいたフランクの出世話やエイプリルの妊娠によって表面に現れます。フランクはパリに行くことにぐらつき始めますが、エイプリルの考えは一貫していて、激しい口論に発展してお互い傷つけ合おうとも変わることはありません。

個人的には、必ずしもすぐにパリに行くことだけが答えではなく、あくまで「延期」も一つの選択肢としても良かったのではないかとも思いましたが、エイプリルはこのまま3人目を出産することに意味を見いだせず、また生き方を変えるチャンスを逃すことになるのを恐れたのだと思います。

そうした決定的な違いが悲しい結末を呼ぶことになりますが、エイプリルにとっては自分の思いに忠実にまた真剣に生きた結果であり、その選択肢しかなかったのだと思います。その真剣さと孤独感が痛いほど感じられた分、結末は悲しいものでした。

何が正しいとか何が幸せかというのは、その人によってまた年齢や置かれている状況によって変わるもので一つに決めつけられるものではありません。ですが、家族という単位で見た場合には、それぞれが違った感情や価値観を持っている中でその一つを通そうとすると、誰かを縛ることになり得ます。

私にとっては、家族を持つということの覚悟や難しさ、大切な人と分かり合えないことの悲しさを改めて感じた作品となりました。

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まとめ

以上、映画「Revolutionary Road/燃え尽きるまで」のあらすじと感想をまとめました。

またある意味で後味が良くない作品ではありますが、視聴した後に何かを考えさせられる見応えのある映画です。見るにはエネルギーが要りますが、主役二人の演技も素晴らしく、心に響くものが大きい作品なのでおすすめです。

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