「追伸」の意味と使い方・書き方・注意点・言い換え表現まとめ

2017年11月28日

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「追伸」(読み方:「ついしん」)は、手紙を書く時によく用いられる言葉の一つです。

しかしながら、実際にこの言葉を用いる際には「ビジネスの場面や目上の人に対しても使用してよいのか」もしくは「手紙において具体的にどのような使い方(書き方)をするのか」「他の言葉で言い換える場合にはどのような語を使うことができるのか」といった疑問が浮かぶことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「追伸」の意味と使い方、また具体的な書き方や使用する際の注意点、言い換え表現について説明していきます。

 

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「追伸」の意味と使い方・書き方・注意点・言い換え表現

それでは、以下に「追伸」の意味と使い方、注意点、言い換え表現について説明します。

 

意味

まず「追伸」という語には、以下の意味があります。

手紙で、本文を書き終えたあとでさらに書き加える文。また、その始めに記す語。追って書き。二伸。

出典:明鏡国語辞典「追伸」

つまり、この言葉は、手紙の本文となる部分(主文・末文・後付)を書き終えた後になってまだ書き足したいことがあることに気付き本文の後にそれを書き加えるという場合において、「その本文の後にさらに書き加えた文章」、もしくは「その書き加える文章の冒頭部分に書く語」のことを表す言葉となっています。

 

使い方・書き方

次に、「追伸」の使い方や手紙における書き方について見ていきます。

上述したように、この言葉は手紙の本文を書き終えた後にまだ書くことがあるという場合に、本文よりも後の部分において、まず「追伸」と記した後に、補足したい内容を書き足すという形で使うことができます。

また具体的な書く場所としては、以下のようになります。

拝啓

師走の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

 

(主文)

 

日増しに寒さが身にしみる今日この頃ですが、風邪など召されませぬよう、どうぞお体に気をつけてお過ごしください。

敬具

平成29年11月28日

宮野適子

山田花子様

追伸 年明けに家族でお会い出来るのを楽しみにしています。

つまり、結びの言葉や結語(敬具、草々など)を書き、さらに日付・自身の署名・相手の氏名を書いたさらに後の位置にまず「追伸」と記した後に、必要な文を書き足すという形になります。

 

使用する際の注意点

では次に、「追伸」を用いる場合に注意したいことについて見ていきます。

上記のように、この言葉を用いる場合というのは「手紙を書き終えてから、最後に書き忘れたことを付け足す」という行為になります。

そのため、目上の人に対して用いることは失礼だとされています。

また同様の考え方から、ビジネスの場面において使用する場合についても相手に失礼な印象を与える可能性が高いため、面倒でもすべて一から書き直すようにするほうが良いといえます。

つまり、上記の点から、「追伸」は親しい人に対して手紙を書く場合に用いる語として認識しておくと良さそうです。

 

言い換えられる表現

それでは、ここからは「追伸」と同じように使用することができる他の表現について見ていきます。

手紙の追記の文として用いる表現としてはこの言葉が一般的ではありますが、他に以下の言葉も同じように用いることができます。

  • 追啓(ついけい)
  • 追白(ついはく)
  • 二伸(にしん)

(なお、後から書き加えるという行為や書き加えた文章自体は「尚々書(なおなおがき)」「追って書き」ともいいます)

ちなみに、アルファベットで追伸のことを「PS」と書きますが、これは「post」(後に)+「script」(書かれたもの)を表す「postscript」を略したものとなっています。また、さらに追加して書くことがある場合には「post postscript」の略である「PPS」を使って表すことができます。

 

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まとめ

以上、「追伸」の意味と使い方、書き方や注意点について説明しました。

この言葉は、手紙を書く際に最後に書き足りないことを付け足すために用いるということで、便利な使い方ができる言葉ではありますが、逆に手紙の相手によっては礼儀やマナーに欠けるという印象を与えてしまう恐れもあります。

そのため、相手やケースを考慮した上で用いるように留意しておく必要があります。