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「当方」とは?ビジネスにおける意味と使い方・例文・類義語まとめ

投稿日:2017年4月9日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「当方」(読み方:「とうほう」)という言葉は、「当方は~です」「当方では~」といった形でビジネスメールなどにおいて用いられることがあります。

とはいえ、頻繁に用いられる表現ではないため、具体的にどのような意味がありどのような使い方ができるのか、また同じような意味の語には他にどのような言葉があるのか、中には疑問に思うことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「当方」の意味と使い方、また類義語について説明していきます。

 

「当方」の意味と使い方・例文・類義語

それでは、以下に「当方」の意味と使い方、また類義語との違いを説明します。

 

意味

まず、「当方」には以下のような意味があります。

自分の方。こちら。

出典:明鏡国語辞典

上記のように、この言葉には「自分の属している方、こちら」といった意味があり、たとえば英語でいうと「our part(side)」「I」「We」といった語に当たります。

また、この反対にあたる意味を表す言葉としては、「相手の人、相手方、向こう、先の方」を表す「先方」があります。(英語では「the other (party・person・side)」「they」などにあたります)

つまり、当方は相手方(先方)に対して「自分または自分が属している側(会社・組織・団体・立場など)」のことを表す言葉となっています。

 

使い方・例文

次に、「当方」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「今度の食事会ですが、当方からは3人参加いたします」
  • 「当方からそちらにお伺いいたしますので、わざわざご足労いただくには及びません」
  • 「その件は当方の不備にて、誠に申し訳ございませんでした」
  • 「後日当方と先方の担当者を含めて打ち合わせをいたします」
  • 「先般お申し越しの件ですが、当方としては特に支障はございません」
なお、たとえば企業として用いるのであれば「弊社」や「私ども」といった言葉で置き換えることも可能なケースもありますが、それらと比べて「こちら側」と「相手側」といった立場や所属の違いを表すニュアンスが強い印象となることに注意が必要です。

 

類義語

では次に、「当方」の類義語について見ていきます。

この言葉と似た意味のある語には、以下の「私ども」「手前ども」があります。

 

「私ども」(わたくしども)

まず、「私ども」には以下のような意味があります。

自称。単数・複数にかかわらず用いる。自分、または自分の家族・仲間などをへりくだっていう語で、わたくしのような価値の低い者といった気持ちを表現する。

出典:精選版 日本国語大辞典

つまり、「私ども」は単数・複数にかかわらず自称(私、私たちなどのような一人称の代名詞)として用いられ、そこにはへりくだる意味が含まれています

そのため、たとえばビジネスの場面であれば、取引先などに対して自社を「弊社」と表すような形で用いることができます。(弊社は自社のことをへりくだっていう語になります)

 

「手前ども」(てまえども)

「手前ども」には、以下のような意味があります。

自称。商人、芸人などが用いた語。わたくしども。商人は「わたくしたちの家庭」「わたくしたちの店」の意にも用いる。

出典:精選版 日本国語大辞典

「私ども」と同じように一人称の代名詞として用い、へりくだる意味が含まれるため、(主に商業を営む人が)「私ども」と同じような使い方で用いることができます。

(「手前ども」の接尾語である「ども」にへりくだる意味が含まれています)

 

まとめ

以上、「当方」の意味と使い方、類似した表現について紹介しました。

この言葉は「自分側、自分の所属する組織方」といった意味があります。

一般的に用いられる「弊社」「私ども」といったへりくだった言い方とはニュアンスが異なるため、用いる際にはそれらの違いに留意しておくと良いかと思います。

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