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「恐れ入りますが」の意味と使い方・例文・他のクッション言葉との違いまとめ

投稿日:2017年4月7日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です>

「恐れ入りますが」は、ビジネスの電話やメールにおけるクッション言葉の一つです。

よく用いられる語ではありますが、具体的にどのような意味があるのか、また類似した他のクッション言葉とはどのような違いがあり使い分けることができるのか、中には疑問が浮かぶこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「恐れ入りますが」の意味と使い方、また「恐縮ですが」「お手数ですが」「失礼ですが」といった他のクッション言葉について説明していきます。

 

「恐れ入りますが」の意味と使い方・例文・他の表現との違い

それでは、以下に「恐れ入りますが」の意味と使い方、また他のクッション言葉について説明します。

 

意味

まず、「恐れ入りますが」(「恐れ入る」)には主に以下の意味があります。

自分のいたらなさや相手への迷惑を申し訳なく思う。恐縮する。

出典:明鏡国語辞典「恐れ入る」①

つまり、「自分自身の行き届かないところや相手に対して迷惑になることを申し訳ないと思う」ことを表す語となっています。

 

使い方

次に、「恐れ入りますが」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、何か相手に迷惑になる点があり、それを含んだ上で相手に何かを依頼する場面において、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「恐れ入りますが、すぐにその件の担当者を呼んで参りますので、このまま少しお待ちいただけますか」
  • 「恐れ入りますが、本日中の回答はできかねますので何とぞご了承ください」
  • 「恐れ入りますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます」
  • 「恐れ入りますが、もう一度仰っていただけますか」

 

他のクッション言葉との使い分け方

では次に、同じような使い方が可能な他のクッション言葉(「恐縮ですが」「お手数ですが」「失礼ですが」)の意味と使い方について見ていきます。

 

「恐縮ですが」

まず、「恐縮」という言葉には以下の意味があります。

申し訳なく思い、恐れ入ること。

出典:明鏡国語辞典

そして、「恐縮ですが」という形で相手に何かを依頼する場面において以下のように用いることができます。

  • 「恐縮ですが、可搬型記憶媒体をお貸しいただけますか」
  • 「恐縮ですが、少しの間こちらの電話機をお貸しいただけますか」

 

「お手数ですが」「お手数をお掛けいたしますが」

次に「お手数ですが」には、以下の意味があります。

(「お-をかける」「お-です」などの形で)相手に協力を依頼するときやそれに感謝するときに、ねぎらいの気持ちでいうことば。

出典:明鏡国語辞典「手数」②

つまり、相手に手間のかかることを依頼する時に、それに対するねぎらいの気持ちを表す言葉として用い、以下のような相手に対して協力の依頼を申し出る(相手に何らかのアクションを促す)場面において用いることができます。

  • 「お忙しいところお手数ですが、改めてお電話いただきますようお願いいたします」
  • 「お手数ですが、ここに署名捺印をお願いできますでしょうか」
  • 「大変お手数をお掛いたしますが、ご本人様を確認できる書類を持参のうえ店舗へご来店いただきますようお願いいたします」

 

「失礼ですが」

次に「失礼ですが」という言い方について見ていきます。

まず「失礼」という語は「礼儀を欠くこと」を表しますが、「失礼ですが」とすると以下のような使い方をすることができます。

「失礼ですが」などの形で、非礼な言動を行うことの断りを表す。

出典:明鏡国語辞典「失礼」①

つまり、相手に対して無礼にあたるようなことを質問する場合に、それをあらかじめ相手に知らせる言葉として用います。

たとえば、「相手への礼儀を欠いた印象を与えるようなことを尋ねる、質問する」必要がある場面で以下のように用いることができます。

  • 「失礼ですが、ただ今ご連絡いただいているのは契約者ご本人様でいらっしゃいますか」
  • 「失礼ですが、お名前を教えていただけますか」
  • 「失礼ですが、本日はどのようなご用件でしょうか」

 

まとめ

以上、「恐れ入りますが」の意味と使い方、また相手に何かを依頼する時に用いる他のクッション言葉について説明しました。

ビジネスの場面では、こうしたクッション言葉を使用するかしないかで相手への印象が左右されてしまうこともあります。

ただし逆にいえば、上記の表現のニュアンスの違いを考慮して適した場面で使い分けていくようにすると、相手に何かを依頼するという場面でも比較的スムーズにやり取りができるようになり良いかと思います。

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