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「面影」の意味と使い方・例文・類義語まとめ

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「面影」(読み方:「おもかげ」)という言葉は、「面影がある」「面影を留める」などの形でよく用いられています。

よく用いられている言葉ですが、具体的にはどのようなことを表しているのか、また他に近い意味のある語にはどのようなものがあるのか、中には疑問を抱くこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「面影」の意味と使い方、また類義語にあたる語について説明していきます。

 

「面影」の意味と使い方・例文・類義語

それでは、以下に「面影」の意味と使い方、また類義語との違いを説明します。

 

意味

まず、「面影」には以下のような意味があります。

  1. 記憶に残っている姿や状態。
  2. そこから思い起こされる姿。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「面影(俤)」

つまり、「記憶に残っている人の姿やありさま」「ある物事から思い浮かべる人の姿や物事の様子」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「面影」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「久々の帰省で偶然幼馴染に再会した時、幼いころの面影が残る彼女の顔つきに懐かしさを覚えた」
  • 「この街は再開発で様変わりし、すっかり昔の面影はなくなっていた」
  • 「武家屋敷が多く現存するその街は、未だ江戸時代の面影をとどめている数少ない地域の一つだ」
  • 「同窓会で数十年ぶりに再会した彼は今や年商数億の実業家で、もはや落ちこぼれていた幼いころの面影はなかった」

 

類義語

では次に、「面影」の類義語について見ていきます。

この言葉と似た意味のある語には、以下のようなものが挙げられます。

 

偲ぶ(しのぶ)

まず、「偲ばれる」には以下の意味があります。

  1. 過ぎ去ったこと、離れている人のことなどをひそかに思い慕う。恋いしたう。
  2. 心ひかれて(見えないところなどに)思いをはせる。
  3. 賞賛する。

出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「偲ぶ」

主に「遠い過去のことや離れたところにいる人のことなどをしみじみと思いを馳せる」「心が引きつけられて思いを馳せる」ことをいい、以下のように用いることができます。

  • 「昔の宿場町をそのまま残したようなその町を歩いていると、当時の人々の暮しが偲ばれるようだ」
  • 「彼は今では成功者として名を連ねているが、その穏やかで丁寧な物腰から苦労人だった若い頃のことが偲ばれる」

 

名残(なごり)

次に、「名残」には以下の意味があります。

物事が過ぎ去ったあとになお、その影響やそれを思わせる気配が残っていること。また、その影響や気配。余韻・余情。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「名残」

つまり、「すでに過ぎ去った物事の気配が残っていること」をいい、以下のように用いることができます。

  • 「もう3月も下旬とはいえ、冬の名残で雪がちらつくこともある」
  • 「『半蔵門』『大手町』など、東京には江戸時代の名残である地名が多く存在する」

 

まとめ

以上、「面影」の意味と使い方、類義語についてまとめました。

この言葉は、「記憶している顔かたちや姿」「あるものから思い起こされる様子」をいい、「面影がある」「面影が残る」などの形で用いられています。

また近い意味の語として「偲ぶ」「名残」といったものがあり、これらは「過去のことや離れたところにいる人など遠くにあるもののことに思いを馳せること」「ある物事が終わった後にもなお残る気配」をいいます。

何かを見た時に、そこからある人の顔や姿を思い浮かべる、もしくは遠くにいる人や物事に思いを馳せるなど、目の前の物から別の離れたところにあるものを想起させられる場合や、すでに過ぎ去った物が今なお影響を及ぼしていることについていう場合などに、これらの語を使い分けて表現することができます。

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