言葉の使い方を中心にブログ運営・フリーランスに関することなど、ライティングの仕事に関わる情報を広く紹介するブログです。

Kotoログ

言葉・単語の意味

「無垢」の意味と使い方・例文・「純粋」との違いまとめ

投稿日:2017年11月4日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です>

「無垢」(読み方:「むく」)という言葉は、「純粋無垢」「白無垢」などの形でよく使われています。

汚れのない美しいものや混じりけのないものについていう時に使う言葉ですが、具体的にはどのような使い方をするのか、また近い意味のある「純粋」という語とはどのような違いがあるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「無垢」の意味と使い方、「純粋」との違いを説明します。

 

「無垢」の意味と使い方・例文・「純粋」との違い

それでは、以下に「無垢」の意味と使い方、また「純粋」との違いを説明します。

 

意味

まず、「無垢」には以下のような複数の意味があります。

  1. 仏教で、いっさいの煩悩(ぼんのう)を離れて、清浄なこと。
  2. 心身に汚れがなく、清らかなこと。うぶなこと。
  3. まじりもののないこと。純粋なこと。
  4. 和服で、表裏を同質・同色の無地で仕立てた長着。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「無垢」

上記の中でも一般に2・3・4の意味で使われており、「心身が汚れなく清く美しいこと」「他の物が混ざっていないこと」「同色無地でつくられた和服」のこと表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「無垢」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「彼は金無垢の高級時計を父から譲り受けたが、なかなか使う機会がないようだ」
  • 「彼女は世間ずれしたところがなく、子供のように無垢で愛らしい少女だった」
  • 「世の中のことを何もしらない純真無垢な心を持つ赤ちゃんは、まるで透き通るかのように澄み切った目をしている」
  • 白無垢は打掛や小物に至るまでの一切を白一色で統一した和装の婚礼衣装だ」

ポイント

「無垢」は、上記のように「他のものが混ざっていないこと」「汚れがなく澄んでいて美しいこと」「同色の無地で仕立てた和服」についていう場合に、「金無垢」「純真無垢」「無垢な~」「白無垢」といったの形で使うことができます。

 

「純粋」との違い

次に、似た意味のある「純粋」との違いについて見ていきます。

まず、「純粋」には以下の意味があります。

  1. ほかのものが混じっていないこと。
  2. 気持ちに私欲や打算のないこと。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「純粋」

そして、この語と「無垢」の使い方を比較すると以下のようになります。

純粋
  1. 「彼女は純粋に絵が好きで描いているが、彼には絵を描くことで人に注目されたいという願望がある」
    (≒「彼女は私利私欲などの余分な考えがなくただ好きで絵を描いているが、彼には絵を描くことで人に注目されたいという願望がある」)
  2. 「フレーバーウォーターはミネラルウォーターとは違って純粋の水ではなく、フルーツなどを少量加えてつくられた清涼飲料水だ」
    (≒「フレーバーウォーターはミネラルウォーターとは違って混じりけのない水ではなく、フルーツなどを少量加えてつくられた清涼飲料水だ」)
無垢
  1. 「赤ちゃんはどこまでも透き通った無垢な目でこちらを眺めていた」
    (≒「赤ちゃんはどこまでも透き通った汚れのない済んだ美しい目でこちらを眺めていた」)
  2. 「念願だった金無垢の時計を手に入れる」
    (≒「念願だった純金でできた時計を手に入れる」)

ポイント

つまり、

「純粋」は「私欲や損得勘定といった良くない考えが混じっていないこと」「ある物のそれ自身に他のものが混じっていないこと」、

「無垢」は「心身に汚れがなく澄んでいて美しいこと」「他のものが混じっていないこと」

を表すというニュアンスの違いがあります。

こちらの記事も併せてどうぞ

「生粋」の意味と使い方・例文・「純粋」との違いまとめ

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です> 「生粋」(読み方:「きっすい」)という言葉は、「生粋の~」といった形でよく用いられています。 概ね意味は分かるという人が大半かと思いますが、具体的にこ ...

続きを見る

 

まとめ

以上、「無垢」の意味と使い方、「純粋」との違いについてまとめました。

この言葉には複数の意味がありますが、一般的に「心身に汚れがなく清らかなこと」「混じりけがないこと」「同色無地で仕立てられた和服」のことをいい、「無垢な~」「白無垢」「金無垢」などの形で使われています。

また、「純粋」は「ある物のそれ自体に他のものが混じっていないこと」「気持ちに私欲や打算がないこと」をいい、「純粋な水」「純粋に~する」といった形で使うことができます。

これらの語は、いずれも他のものが混ざっていないことをいう時に使うことができますが、それぞれ異なるニュアンスがあるので、適度な形で使い分けることが可能です。

-言葉・単語の意味

Copyright© Kotoログ , 2019 All Rights Reserved.