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「薫陶」の意味と使い方・例文・「教育」「尊敬」との違いまとめ

投稿日:2017年8月21日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「薫陶」は、「~の薫陶を受ける」という形で主に用いられている言葉ですが、一見して文字から意味を推測しずらく、どのようなことを表す語なのか疑問に思っている人もいるかもしれません。

そこで、ここではこの言葉の意味と使い方・語源と併せて、近い意味のある「教育」「尊敬」という語と比較しながら、それぞれの語のより詳しい意味について説明していきます。

 

「薫陶」の意味と使い方・例文・「教育」「尊敬」との違い

それでは、以下に「薫陶」の意味と使い方、また「教育」「尊敬」との違いを説明します。

 

意味・語源

まず、「薫陶」には、「徳を以て人を感化し、すぐれた人間をつくること」という意味があり、優れた人格で人を感化して教え育てることを表します。

一見してこの言葉の意味は「薫陶」という字と関わりがないように思えますが、語源となることとしては、「香を焚いて薫りを染み込ませ、土をこねて陶器を作り上げる」(ようにして徳で他人を感化教育する)という意からきたものとなっています。

 

使い方・例文

では次に、この言葉の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「薫陶よろしきを得て成人する」
  • 「今日の私があるのは恩師である○○先生の薫陶の賜物です」
  • 「社長から直接薫陶を受けた上司の指導を受ける」
  • 「上司や先輩からの薫陶を受けて業務知識を身に付ける」
  • 「薫陶を重んじた人材育成をする」
ちなみに、上記例文にある「よろしきを得る」の「よろしき(宜しき)」とは、「ちょうどよい程度、適当なこと、適切なこと」という意味になります。

 

「教育」「尊敬」との違い

次に、似た意味を表す「教育」「尊敬」という語との違いについて見ていきます。

まず、「教育」には「知識、技能、規範などが身に付くように人を教え育てること」、また「尊敬」には「他人の人格、思想、行為などを優れたものとして尊び敬うこと」という意味があります。

そして、これらの語と「薫陶」の使い方を比較すると以下のようになります。

「教育」:「新人の教育体制を整える」(新入社員に知識や技能などを教えて個人の能力を伸ばす)
「尊敬」:「先輩社員に尊敬の念を抱く」(先輩の人格や行為などを重んじる)
「薫陶」:「上司の薫陶を受ける」(上司の優れた人格に影響を受けて成長する)

上記のように、「教育」は「知識や技能といった社会生活に必要なものが身に付くように教え育てること」、「尊敬」は「他人の人格などを優れているとして重んじること」、「薫陶」は「優れた人格などによって人を教え育てること」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「薫陶」の意味と使い方についてまとめました。

上記のように、「薫陶」は「優れた人格によって人を育て上げること」を表します。

また、「教育」や「尊敬」という語はそれぞれ「薫陶」と近いことを表す部分もありますが、「教育」は単に「知識などを教えて相手の能力を伸ばすこと」、「尊敬」は「他人の人格などが優れているとして重んじること」を表すという違いがあるため、その時の状況に応じて適切な言葉を使い分けていくと良さそうです。

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