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「考察」の意味と使い方・例文・「総括」「感想」との違いまとめ

投稿日:2017年7月11日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「考察」という言葉は、「~を考察する」などの形で、主にレポートや報告書などで用いられています。

といってもそれほど日常において頻用する語ではないため、具体的にこの言葉がどのようなことを表すのか、また近い意味のある「総括」「感想」という語とどのような違いがあるのか、ここでは「考察」の基本的な意味と使い方、また「総括」「感想」と比較してそれぞれの違いを説明していきます。

 

「考察」の意味と使い方・例文・「総括」「感想」との違い

それでは、以下に「考察」の意味と使い方、また「総括」「感想」との違いを説明します。

 

意味・使い方・例文

「考察」には、「物事を明らかにするためによく調べて考えること、道理を考えて物事を明らかにすること」といった意味があります。

「何らかの物事について考えを巡らせ導き出したこと」を表し、それらについて言及する場面において、以下のように用いることができます。

  • 「一部の部署においてリモートワークを導入した効果について考察する」
  • 「10代を対象としたアンケート調査を基に現代の若者文化について考察する」
  • 「背景となっていることからその事件の原因を考察する」
  • 「それについてはさまざまな方向から考察する必要があるだろう」

 

「総括」「感想」との違い

次に、「総括」「感想」との違いについて見ていきます。

まず「総括」には「全体を総合して締めくくること、またすべての過程を検討・評価すること」という意味があり、全体を見渡してこれまでの経過をまとめることや、過程を評価することを表します。

そして、「感想」は「ある物事に触れて心に感じたことや思ったこと、所感」を意味する語となります。

たとえば、これらの語を表す具体例を挙げて意味を比較してみると、以下のようになります。

  • 「総括」:「第一四半期の業績は、原材料価格の高騰を受け一部商品の価格改定を実施するも、主力製品である○○の販売が好調に推移し、結果として増収増益となった」(第1四半期という一定期間の過程をまとめて検討・評価する)
  • 「感想」:「この本は一つの事件を立場や事情の異なるそれぞれの登場人物の目線から描かれているところに興味を持って読み始めた。実際にストーリーを読み進めていくと、彼らの心情の描写が実に細やかで、心に訴えかけてくるものがあった。こんなに魂を揺さぶられる本には久しぶりに出会ったと感じている。またこの本が多角的に物事を見るきっかけとなったということからも、ただ面白いというだけではない一読の価値ある良書であると思っている」(本を読んだ後に感じたことなどを書く)
  • 「考察」:「その調査結果からは、現代の若者が○○という方向性に対する興味が強いことが分かるが、それを○年に実施された同様の調査結果と比較してみると対照的ともいえる結果となっている。そのことから、現代の若者はこの数十年間で保守的・右傾化しているいうことがいえ、その背景には○○や○○などの影響を受けていると考える」(アンケート調査の結果に至った理由などを考えを巡らせて明らかにする)

 

まとめ

以上、「考察」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は「物事についてよく考えて明らかにすること」を表します。

それに対して、「感想」は「自身の心に思ったこと」を表す、「総括」は「ある過程においての評価をする」ということで、それぞれ何らかの物事について述べているという使い方がされていますが、全く違った意味を表す言葉となっています。

また用いられる場面も異なりますが、必要がある時には適切な使い方ができるようにニュアンスの違いを理解しておくと良いかと思います。

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