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「兆し」の意味と使い方・例文・「前兆」との違いまとめ

投稿日:2017年12月13日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「兆し」(読み方:「きざし」)という言葉は、「~の兆し」「良い兆し」などの形でよく用いられています。

しかしながら、具体的にはどのようなことを表すのか、また近い意味のある「前兆」といった語とはどのような違いがあるのか、中には疑問を抱くこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「兆し」の意味と使い方、また「前兆」と比較してそれぞれの違いを説明していきます。

 

「兆し」の意味と使い方・例文・「前兆」との違い

それでは、以下に「兆し」の意味と使い方、また「前兆」との違いを説明します。

 

意味

まず、「兆し」には以下のような意味があります。

物事が起こり始まろうとする気配。兆候。

出典:明鏡国語辞典「兆し」

つまり、「ある物事が起こり始める、始まりかけていることを感じさせる様子」のことを表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「兆し」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「神社の境内に咲く桜の花に春の兆しを感じる」
  • 「かつて流行ったその商品に再び人気が到来する兆しがあるという」
  • 「店舗改革を行ってから、次第に客足が回復する兆しが見えてきた」
  • 「病床の母から時折笑顔が見られるようになり回復の兆しが見えてきた」

 

「前兆」との違い

次に、似た意味のある「前兆」という語との違いについて見ていきます。

まず、「前兆」には以下の意味があります。

何かが起ころうとするきざし。前ぶれ。予兆。

出典:明鏡国語辞典「前兆」

そして、これらの語と「兆し」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「前兆」:「これらの小さな地震は大地震の前兆だろうか」(これらの小さな地震はこれから大地震が起こることの前触れだろうか)
  • 「兆し」:「いがみ合っていた彼らの関係に変化の兆しが見えた」(いがみ合っていた彼らの関係が変化してきている気配を感じた)

上記のように、「前兆」は「何かがこれから起ころうとする前触れ」、つまり実際に何かが起こる前に現れるもの(例文でいうと大地震はまだ起こっておらず、そのまえに発生した小さな地震のことをいっている)を表します。

それに対して、「兆し」は「今すでに何かが起こり始めていることの気配」、つまりそれが起こり始めてから感じられるもの(例文でいうと、いがみ合っていた彼らの関係性がすでに変わり始めていて、そこに現れている変化の気配を感じること)を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「兆し」の意味と使い方、「前兆」との違いについてまとめました。

この言葉は「何かが起こり始まる気配」を表し、物事に変化が訪れ始めている時に、その変化を何らかのはっきりとした事柄から知ることや漠然とした感覚で感じられることをいいます。

また、「前兆」にも近い意味がありますが、この語はまだ起こっていない、これから起こることの前触れとなるものを表すため、「兆し」とは微妙に意味が異なります。

そのため、混同しないように場面に応じて意識して使い分けると良さそうです。

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