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「杞憂」の意味と由来・使い方・例文・同義語・類義語まとめ

投稿日:2017年6月22日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「杞憂」(読み方:「きゆう」)という言葉は、主に「杞憂に終わる」「杞憂に過ぎない」などの形で用いられています。

この言葉はそれほど頻繁に用いられる語でははなく、また字から意味が想像しにくいこともあり、具体的にどのようなことを表すのか疑問に思うことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「杞憂」の語源や基本的な意味と使い方、また同義・類似した語を挙げてそれらの意味について説明していきます。

 

「杞憂」の意味と由来・使い方・例文・同義・類義表現

それでは、以下に「杞憂」の意味と使い方、また同義語・類義語の意味について説明していきます。

 

意味・由来

「杞憂」には、「無用の心配をすること、する必要のない心配、取り越し苦労」という意味があります。

これは中国の故事をもとにできた言葉で、「古代中国の『杞』という国の人が、天が崩れ落ちることを非常に心配して寝食を摂らなかった」という事柄(杞人の憂え)に由来するものとなっています。(出典「列子 天端」)

 

使い方・例文

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「台風で水害や土砂災害に発展するかもしれないと心配していたが、杞憂に終わってほっとした」
  • 「今度の人事異動で転勤を命じられかると散々気にしていたが、単なる杞憂に過ぎなかったようだ」
  • 「最近体調に違和感を感じているため病院で検査を受けようと思う。しかしただの杞憂に終われば良いのだが」
  • 「杞憂かもしれないが、彼はこのところ体調が優れないようだ。何かの病気かもしれないので病院を受診するよう勧めてみようと思う」
  • 「家を出た後に決まって鍵を掛け忘れていないかという心配をするが、たいていそれは杞憂に終わる」

 

類似した表現

次に、「杞憂」の同義・類義語について見ていきます。

この言葉と同じような、もしくは近い意味がある語としては「取り越し苦労」「思い過ごし」があります。それぞれの意味は以下のようになっています。

 

取り越し苦労

「取り越し苦労」には、「どうなるか分からない先のことをあれやこれやと考えて、要らない心配をすること」という意味があり、無駄な心配をすることを表します。「杞憂」と同義語として扱われています。

 

思い過ごし

「思い過ごし」は「考え過ぎること、余計なことまで考えて心配すること、悪く考えること」という意味があり、余計な推測をすることを表します。

「杞憂」や「取り越し苦労」が「必要のない心配をすること」を表すことに対して、「思い過ごし」は「余計なことを考え過ぎる、物事を悪く考える」という違いがあります。

(例:「彼の態度がよそよそしなったような気がして何か隠し事でもあるのかと疑っていたが、思い過ごしだった」など)

【「何かを気にかける、心配すること」を表す言葉についての関連記事】:「懸念」の意味と使い方・例文・「危惧」「心配」との違いまとめ

 

まとめ

以上、「杞憂」の意味と由来、また使い方についてまとめました。

この言葉は、故事に由来し無用な心配をすることを表します。「思い過ごし」も似た意味のようにがあるように思えますが、両者はニュアンスが明確に異なるため、状況に応じて区別して使い分けていくようにすると良いかと思います。

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