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「均衡」の意味と使い方・例文・「バランス」「均等」との違いまとめ

投稿日:2017年12月21日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「均衡」(読み方:「きんこう」)という言葉は、「均衡を保つ」「均衡を破る」などの形でよく用いられています。

しかしながら、日常的に頻繁に用いる語ではなく、具体的にこの言葉がどのようなことを表すのか、もしくは近い意味のある「バランス」「均等」といった語とどのような違いがあるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「均衡」の意味と使い方、また「バランス」「均等」と比較してそれぞれの違いを説明していきます。

 

「均衡」の意味と使い方・例文・「バランス」「均等」との違い

それでは、以下に「均衡」の意味と使い方、また「バランス」「均等」との違いを説明します。

 

意味

まず、「均衡」には以下のような意味があります。

二つまたはそれ以上の物事の間で、力や数量などの釣り合いがとれていること。バランス。

出典:明鏡国語辞典「均衡」

つまり、この言葉は「二つ以上の物事の間で力、数や量、また重さなどの平均がとれていること」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「均衡」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「需要と供給の均衡を図るために、短期間で納品が可能となる効率的な受注生産の体制を整える」
  • 「両者無得点のまま迎えた9回表、彼の2ランホームランで2点を先制し試合の均衡を破った」
  • 「収入と支出の均衡を保った相応の生活をする」
  • 「その業界の勢力分布は依然として均衡している」

 

「バランス」「均等」との違い

では次に、似た意味を表す「バランス」「均等」という語との違いについて見ていきます。

まず、「バランス」「均等」には以下の意味があります。

つりあい。均衡。

出典:明鏡国語辞典「バランス」

平等で差がないこと。

出典:明鏡国語辞典「均等」

そして、これらの語と「均衡」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「バランス」:「仕事とプライベートのバランスを保つことができる働き方をする」(仕事とプライベートの調和を保つことができる働き方をする)
  • 「均等」:「歓迎会の費用の総額を均等割で支払う」(歓迎会の費用を皆で平等に割って支払う)
  • 「均衡」:「同じ業務であれば雇用形態に関係なく待遇や賃金を均衡にするという考え方の是非を問う」(同じ業務であれば雇用形態に関係なく待遇や賃金の釣り合いが取れた状態にするという考え方の是非を問う)

つまり、「バランス」は「調和がとれていること、つまりそれぞれの物事が程よく釣り合いがとれていること」、「均等」は「平等なこと」、「均衡」は「力や数量などの釣り合いが取れていること」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「均衡」の意味と使い方、「バランス」「均等」との違いについてまとめました。

この言葉は「二つ以上の物事で数量などの釣り合いがとれていること」を表し、「~の均衡を保つ」(釣り合いがとれた状態を保つ)「均衡を破る」(釣り合いがとれていた状態を損なう)などの形で用います。

また「バランス」という語も釣り合いがとれているという意味で一般的に用いますが、この場合は二つ以上の物事で調和がとれていること、たとえば全体として見た時に程よい望ましい状態になっているようなことを表します。

そして、「均等」は二つ以上の物事の間で差がないことを表し、それぞれ微妙に違った使い方ができるため、意識して使い分けるようにすると良さそうです。

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