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「奇遇」の意味と使い方・例文・「偶然」との違いまとめ

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「奇遇」(読み方:「きぐう」)という言葉は、「~するとは奇遇だ」などの形でよく用いられています。

人と偶然出会った時のことを述べる場合に使う言葉ですが、厳密にはどのような場面に用いることができるのか、また近い意味のある「偶然」とはどのような違いがあるのか、中には疑問が浮かぶこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「奇遇」の意味と使い方、また「偶然」との違いを説明していきます。

 

「奇遇」の意味と使い方・例文・「偶然」との違い

それでは、以下に「奇遇」の意味と使い方、また「偶然」との違いを説明します。

 

意味

まず、「奇遇」には以下のような意味があります。

思いがけない出会い。また、意外なめぐり合わせ。

出典:明鏡国語辞典「奇遇」

つまり、「(知人などと)偶然に会うこと、長い間離れていた人と予期せずに出会うこと」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「奇遇」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「しかしこんなところで出会うとは奇遇だね。卒業以来音沙汰がなかったからどうしてるのか気になっていたんだけど、元気そうで何よりだよ」
  • 「彼と会ったのは全くの奇遇だ。以前から連絡を取り合っていた訳ではない」
  • 「旅先でたまたま訪れた場所で彼女と再会した彼だったが、努めて冷静を装ってもその奇遇に驚きを隠せなかった」
  • 「奇遇にも彼は同じ飛行機に搭乗しており、そこで私たちは奇しくも数十年ぶりの再会を果たした」

 

「偶然」との違い

では次に、似た意味のある「偶然」との違いについて見ていきます。

まず、「偶然」には以下の意味があります。

  1. [名・形動]因果関係もなく、思いがけなくそのようになること。
  2. [副]思いがけなく。たまたま。

出典:明鏡国語辞典「偶然」

そして、これらの語と「奇遇」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「偶然」:「その求人を見つけたのは全くの偶然だった」(その求人は、あらかじめ探していたのではなく思いがけず見つけたものだった)「駅で偶然友人と会い、そのまま一緒にランチに行った」(駅でたまたま友人に出会し、そのまま一緒にランチに行った)
  • 「奇遇」:「それにしても、もう何年も会ってなかったのにこんなところでばったりと会うなんて、まさに奇遇だ」(それにしても、もう何年も会ってなかったのにこんなところでばったりと会うなんて、本当に予想もしないめぐり合いだ)

つまり、「偶然」は「直接結びつく原因なしに、予想していなかった事柄が起こること」「思いがけず、たまたま(~する)」、「奇遇」は「(知人などに)思いがけず会う、巡り合うこと」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「奇遇」の意味と使い方、「偶然」との違いについてまとめました。

この言葉は「思いがけず会うこと、巡り合うこと」を表し、知り合いと意外なところでばったりと出会う、長い間会っていなかった人と思いがけず再会するといった場合などに用いられています。

また「偶然」も同じような形で用いることができますが、この場合は知人などに限らず予想していない出来事に出会った場合などに副詞(偶然出会うなど)や名詞・形容動詞(偶然だ)の形で用いることができます。

それぞれ近い使い方ができますが、異なるニュアンスになるため、場面によって適当に使い分けると良さそうです。

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