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「気が置けない」の意味と使い方・例文・「気の置けない」「気心の知れた」との違いまとめ

投稿日:2017年9月18日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「気が置けない」という表現は、「気が置けない仲間」「気が置けない間柄」などの形でよく用いられます。

ただし、近年では上記のような使い方をした場合に本来とは違った意味で解釈されていることが多く、誤用が増えているようです。

そこで、ここではこの言葉本来の意味と使い方、また似た意味のある「気の置けない」「気心の知れた」という語と比較しながらそれぞれの違いを説明していきます。

 

「気が置けない」の意味と使い方・例文・「気の置けない」「気心の知れた」との違い

それでは、以下に「気が置けない」の意味と使い方、また「気の置けない」「気心の知れた」との違いを説明します。

 

意味

まず、「気が置けない」は「気遣いや遠慮する必要がない、打ち解けることができる」といった意味があり、「その相手に対して遠慮や気遣いが要らないこと、心の隔てなく親しむことができる」ことを表します。

ちなみに、肯定形の「気が置ける」という言い方をする場合には、「遠慮がある、打ち解けられない」という逆の意味になります。

しなしながら、上述したように最近では「気が置けない」の意味を「油断できない」「打ち解けられない、気を許せない」といった意味で捉えている人が多いようです。ただしこれは誤用となるため注意が必要です。

 

使い方・例文

次に、この言葉の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「気が置けない仲間と過ごす時間は最も寛いだ気分になれる」
  • 「気が置けない仲といっても、そんな頼み事をするのは図々しいというものだ」
  • 「彼は初対面の相手とはなかなか打ち解けないが、気が置けない友人といる時にはいつも楽しそうにしている」
  • 「彼は離婚して最近気が滅入っているらしいから、今度気が置けない仲間だけで集まって愚痴でも聞いてやろうかと思っている」

 

「気の置けない」「気心の知れた」との違い

ここからは、似た意味を表す「気の置けない」「気心の知れた」という語との違いについて見ていきます。

まず、「気の置けない」には「相手に気詰まりや遠慮を感じないさま」という意味があり、「相手に気を使ったり気兼ねをしたりして窮屈な感じを与えない様子」を表します。

また「気心」には「本来持っている気質や考え方」といった意味があり、「気心の知れた」というと「親しい、信頼できる」ということを表します。

そして、これらの語と「気の置けない」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「気の置けない」:「彼は気の置けない人だ」(彼は人に気詰まりを感じさせない人だ)
  • 「気心の知れた」:「彼は気心の知れた友人だ」(彼は親しい友人だ)
  • 「気が置けない」:「彼とは気が置けない仲だ」(彼とは気を許す仲だ)

つまり、「気の置けない」は「相手に気を使ったり気兼ねをしたりして窮屈な感じを与えない様子」、「気心の知れた」は「親しい、信頼できる」、「気が置けない」は「遠慮しなくても良い、打ち解けられること」を表すという違いがあります。

 

まとめ

以上、「気が置けない」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は「遠慮や気遣いをする必要がない」ことを表すものとなりますが、違った意味で解釈して使われていることが多いようです。とはいえ、本来の使い方と誤用されている意味を両方知っていればどんな場面でも困ることはないため、「遠慮がある、打ち解けられない」といった逆の意味がある「気が置ける」という語と併せて本来の使い方を覚えておくと良いかもしれません。

また「気の置けない」も同じような意味に思われますが、「相手に遠慮を感じさせないさま」を表し「気が置けない」とはニュアンスが異なるため、意識して使い分けると良さそうです。

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