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「貴社」「御社」の意味と使い方・会社以外の団体に用いる尊敬語まとめ

投稿日:2017年4月8日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「貴社」(読み方:「きしゃ」)、「御社」(読み方:「おんしゃ」)という言葉は、ビジネスに関連するメールや文書、会話などにおいて、その企業を指す言葉として用いられています。

また就職・転職活動をしている人には、志望する企業への履歴書や送付状、またメールでのやり取りなどで用いる機会が多く出てきますが、たとえばこれらの語は具体的にどのように使い分けるのか、また一般的な会社以外の団体に対してはどのような語を使うことができるのか、中には疑問を抱くことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「貴社」「御社」の意味と使い方、また会社以外の団体に用いる尊敬語について説明していきます。

 

「貴社」「御社」の意味と使い方・会社以外の団体に用いる尊敬語

それでは、以下に「貴社」「御社」の意味と使い方、また会社以外の団体に用いる尊敬語について説明します。

 

意味

まず、「貴社」「御社」にはそれぞれ以下のような意味があります。

相手を敬って、その所属する会社をいう語。御社(おんしゃ)。

出典:明鏡国語辞典「貴社」

相手を敬って、その所属する会社をいう語。貴社。

出典:明鏡国語辞典「御社」

つまり、「貴社」「御社」はどちらも同じ意味で、「相手が所属する会社のことを、相手を敬う気持ちを含めていう語」として定義されている語になっています。

 

使い方

次に、「貴社」「御社」の使い方を例文を使って見ていきます。

上記のように、「貴社」「御社」は意味としてはどちらも同じものになっていますが、それぞれ使い方が異なり、使う場面が「文書」、もしくは「口頭」かで使い分けることができます。

たとえば、以下のように文書であれば「貴社」口頭では「御社」を用います。

  • 送付状・挨拶状などの場合:「師走の候、貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます」
  • 会話・電話などの場合:「明日の13時に御社にお伺いします」
なお、「貴社」を口頭で用いない理由としては、「記者」「帰社」など同音の言葉が多くあることから意味が受け取りにくいためだとされています。

 

会社以外に用いる場合

では次に、会社以外の組織や団体などに対して用いる言葉について見ていきます。

上述したように、会社(および神社)に対しては「貴社」や「御社」を使用しますが、同じような形でそれ以外の団体を敬っていう場合には、以下のような言い方をすることができます。

  • 事務所:貴所(きしょ)・御所(おんしょ)
  • 病院:貴院(きいん)・御院(おんいん)
  • 銀行:貴行(きこう)・御行(おんこう)
  • 図書館・博物館:貴館(きかん)・御館(おんかん)
  • 小~高校:貴校(きこう)・御校(おんこう)
  • 大学:貴学(きがく)・御学(おんがく)
  • 店舗:貴店(きてん)・御店(おんてん)
  • 保育園:貴園(きえん)・御園(おんえん)
  • 省庁:貴庁(きちょう)・御庁(おんちょう)・貴省(きしょう)・御省(おんしょう)
  • 組合:貴組合(きくみあい)・御組合(おんくみあい)
  • 協会:貴協会(ききょうかい)・御協会(おんきょうかい)
ただし上記の表現でも、「御学」など実際の場面ではあまり用いられないものもあります。その場合には「こちらの大学では~」などという表現を用いるほうが自然で言いやすく、また相手にとっても聞き取りやすく良いかもしれません。

 

まとめ

以上、「貴社」「御社」の意味や使い方について説明しました。

この2つの言葉はどちらも意味自体に違いはありませんが、文書もしくは口頭と、それぞれ異なる場面で用いられています。

また同じように、会社以外の団体のことをいう場合にも「貴所」「御所」などの形で用いることができます。

「貴社」「御社」、それぞれを使い分けることは難くありませんが、逆に使う場面を間違えるとマイナスの印象を与えることになる恐れもあるため注意しておくと良いかもしれません。

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