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「顕在」の意味と使い方・例文・「顕著」との違いまとめ

投稿日:2018年10月28日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「顕在」(読み方:「けんざい」)という言葉は、「顕在化する」「顕在的な~」などの形でよく使われています。

はっきりとした形で表に現れている問題についていう場合に使われている言葉ですが、具体的にはどのような使い方をするのか、また似た意味ある「顕著」という語とはどのような違いがあるのか、中には疑問が浮かぶこともあるかもしれません。

そこで、ここでは、「顕在」の意味と使い方、「顕著」との違いを説明していきます。

 

「顕在」の意味と使い方・例文・「顕著」との違い

それでは、以下に「顕在」の意味と使い方、また「顕著」との違いを説明します。

 

意味

まず、「顕在」には以下のような意味があります。

はっきりあらわれて存在すること。

出典:広辞苑 第6版(発行所 株式会社岩波書店)「顕在」

つまり、「ある物事がはっきりと表面に出てそれと分かる形で存在すること」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「顕在」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 顕在化していない潜在失業者を含めると失業率はより高いものとなる」
  • 「コミュニケーターの仕事は顕在的な問題に対処するだけではなく、顧客自身がまだ気付いていない潜在的な問題を表面化して対処することも求められる」
  • 「顧客がサービスに不満を感じていても顕在的なクレームとして明らかになるのはごく一部だ。それだけではなく『サイレントクレーム』といわれる表面化していないクレームがより多く存在していることにも注意を向ける必要がある」
  • 「多くの企業で顕在化した問題となっている人手不足は今後さらに深刻になっていくことは明らかだ」

ポイント

「顕在」は「潜在」の対義語にあたり、内に隠れて表面からは分からない「潜在」に対して、表面に現れていてそうと分かる形で存在することを表します。

つまり、誰にも分かるような形で表面上にはっきりと存在している物事についていう場合に、「顕在化する」「顕在的な~」といった形で使うことができます。

 

「顕著」との違い

次に、似た意味のある「顕著」という語との違いについて見ていきます。

まず、「顕著」には以下の意味があります。

きわだって目につくこと。著しいこと。

出典:明鏡国語辞典(発行所 株式会社大修館書店)「顕著」

そして、この語と「顕在」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「顕著」:「彼は新人ながら顕著な営業成績を収めて表彰を受けた」(≒「彼は新人ながら、はっきりと目立った営業成績を収めて表彰を受けた」)
  • 「顕在」:「歯痛というと虫歯を想像しがちだが、顕在化していない他の部分にある身体の不調が原因になっていることもある」(≒「歯痛というと虫歯を想像しがちだが、まだ表面に現れておらず本人が気付いていない他の部分の身体の不調が原因になっていることもある」)

ポイント

つまり、

「顕著」は、ある物事の変化や程度の差などがはっきりと目立っていること、他との違いが明らかではっきりと目に付くこと、

「顕在」は、ある事柄が表面上に現れてはっきりと認識できる形で存在していること

を表すという違いがあります。

 

まとめ

以上、「顕在」の意味と使い方、「顕著」との違いについてまとめました。

この言葉は、「はっきりと現れて存在すること」をいい、(潜在に対して)表面化して分かるような形で存在する物事についていう場合に、「顕在化する」「顕在的な~」といった形で使われています。

また「顕著」も近い意味があるように思えますが、この場合は「著しいこと」「はっきりと目に付くこと」をいい、ある物事の変化や他との差などがはっきりと目立っていることについていう場合に「顕著な~」などの形で使うことができます。

これらの語は似ているようでもそれぞれ違った意味があるので、適度な場面で使い分けることができます。

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