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「傾倒」の意味と使い方・例文・「心酔」との違いまとめ

投稿日:2017年10月20日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「傾倒」(読み方:「けいとう」)という言葉は、「~に傾倒する」などの形でよく用いられています。

この言葉には複数の意味がありますが、それほど日常的に頻用する語ではなく、具体的にどのような場面で用いるのか、また似た意味のある「心酔」(しんすい)という語とどのような違いがあるのか疑問に思うこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「傾倒」の意味と使い方、また「心酔」と比較してそれぞれの違いを説明していきます。

 

「傾倒」の意味と使い方・例文・「心酔」との違い

それでは、以下に「傾倒」の意味と使い方、また「心酔」との違いを説明します。

 

意味

まず、「傾倒」には以下のような意味があります。

  1. 傾き倒れること
  2. 心を傾けて熱中すること

一般的に上記のうち2の意味で用いられており、「ある物事に心を引かれてそのことだけに夢中になること」や「ある人物を尊敬し一途に憧れること」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「傾倒」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「周囲ではスピリチュアルに傾倒している人が多い」
  • 「過剰なまでに利益至上主義に傾倒することは危険だ」
  • 「太宰治は芥川龍之介に傾倒していたといわれている」
  • 「彼は健康と動物愛護の観点からヴィーガンダイエットに傾倒している」

 

「心酔」との違い

では次に、似た意味を表す「心酔」という語との違いについて見ていきます。

まず、「心酔」には「ある物事に心を奪われ熱中すること」「ある人の人柄や業績などに深く感じ入り心から尊敬すること」といった意味があります。

そして、この語と「傾倒」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「心酔」:「彼は最近ある新進作家の作品に心酔している」(彼は最近ある新進作家の作品に熱中している)
  • 「傾倒」:「近年海外では菜食主義に傾倒している人が多いようだ」(近年海外では菜食主義に熱心に実践している人が多いようだ)

つまり、「心酔」は「ある人やその作品、物事の出来栄え(作品などのでき上がった状態)」といったものに対して熱中している、尊敬している場合に用いますが、「傾倒」は「人・主義・思想」といったことに対して用いるというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「傾倒」の意味と使い方、「心酔」との違いについてまとめました。

「傾倒」には「傾いて倒れること」、また「物事に心を引かれて夢中になること、ある人を尊敬して憧れること」といった意味があります。

主に後者の意味で用いられており、この場合には同じような意味を表す語として「心酔」がありますが、両者はそれぞれ用いる対象が異なるため、その場面に応じてうまく使い分けることができます。

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