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「契機」の意味と使い方・例文・「きっかけ」「原因」との違いまとめ

投稿日:2017年10月13日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「契機」(読み方:「けいき」)という言葉は、「~を契機として」「~が契機となって」などの形でよく用いられています。

取り立てて使い方に難しいところがある語ではありませんが、この言葉は具体的にどのようなを表していて、似た意味のある「きっかけ」「原因」という語とはどのような違いがあるのか疑問に思うこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「契機」の意味と使い方、また「きっかけ」「原因」との違いについて説明していきます。

 

「契機」の意味と使い方・例文・「きっかけ」「原因」との違い

それでは、以下に「契機」の意味と使い方、また「きっかけ」「原因」との違いを説明します。

 

意味

まず、「契機」には「動機、きっかけ」といった意味があり、「何かの物事を始める直接的な原因」を表します。

 

使い方・例文

次に、「契機」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「出産を契機に栄養管理への関心が高まった」
  • 「失敗を契機に全体的な作業手順を見直すことにした」
  • 「知人の死を契機に生命保険に関心を寄せるようになった」
  • 「異動を契機に転職を考え始める」

 

「きっかけ」「原因」との違い

ではここからは、似た意味を表す「きっかけ」「原因」という語との違いについて見ていきます。

まずこれらの語の意味を簡単にいうと、「きっかけ」は「物事を始める手掛かり、はずみ、動機や機会」、「原因」は「物事や状態を引き起こすこと」を表します。

そして、これらの語と「契機」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「きっかけ」:「友人に誘われてワンコインのパン教室に行ったことをきっかけに本格的にパンづくりを始めるようになった」(友人に誘われてワンコインのパン教室に行ったことが直接的な原因となって本格的にパンづくりを始めるようになった)
  • 「原因」:「過度の飲酒が原因で体を壊す」(過度の飲酒がもとになって体を壊すことになった)
  • 「契機」:「遠方の企業への就職を契機に一人暮らしを始めた」(遠方の企業に就職したことがもとになって一人暮らしを始めた)

上記のように、「きっかけ」と「契機」は同じような意味がありますが、使い方の特徴として、「契機」は「~を契機に」「~を契機として」という言い方をする場合は「就職を契機に」など動機となることを表す名詞の後に付いて用いられるケースが多くあります。

また「原因」と「きっかけ」「契機」の違いとしては、前者が「何かの物事を起こすもとになること」を意味することに対して、後者は「その物事を始める、もしくは起こることになった直接の要因となること」を表すという違いがあります。

(たとえば「夫は家事や育児を妻に任せきりで妻はそれに不満を抱いていたが、一向に改善されない。そして夫の浮気が発覚したのを機に夫婦は離婚に至った」といった場合には、「浮気は離婚のきっかけ」で「夫が家事や育児の分担を放棄したことが離婚の原因」ということになります)

 

まとめ

以上、「契機」の意味と使い方、「きっかけ」「原因」との違いについてまとめました。

「契機」は「動機、きっかけ」を意味し「きっかけ」と同じことを表しますが、「~を契機に」といった言い方をする場合には、その動機となったことを表す名詞の後に続いて用いられることが多いです。

また「原因」は何かの物事が起こるもとになったことを表すもので、「きっかけ」とはニュアンスが異なるため、意識して使い分けるようにすると良いかと思います。

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