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「寛容」の意味と使い方・「大らか」「寛大」との違いまとめ

投稿日:2017年12月16日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「寛容」(読み方:「かんよう」)という言葉は、「寛容な~」「~を寛容する」などの形でよく用いられています。

人の性質を表す語としてよく使われる語ではありますが、同じような意味のある「大らか」「寛大」といった語とは具体的にどのような違いがあるのか、中には疑問が浮かぶことがあるかもしれません。

そこで、ここでは「寛容」の意味と使い方、また「大らか」「寛大」と比較してそれぞれの違いを説明していきます。

 

「寛容」の意味と使い方・「大らか」「寛大」との違い

それでは、以下に「寛容」の意味と使い方、また「大らか」「寛大」との違いを説明します。

 

意味

まず、「寛容」には以下のような意味があります。

心が広く、人の言動をよく受け入れること。また、人の過ちや欠点をきびしくせめないこと。

出典:明鏡国語辞典「寛容」

つまり、「他人の言動を受け入れること、他人の欠点などを不要にとがめないこと」といった意味があり、心の広さがある、人の良い性質を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「寛容」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「彼は几帳面でミスをすることはほとんどないが、部下のミスには寛容な態度で接している」
  • 「彼は寛容な人だから、数分の遅刻であれば大目に見るだろう」
  • 「日頃寛容な彼でも、人を欺くような行為は許すことができなかった」
  • 「誠に恐縮ではございますが、ご寛容のほどお願い申し上げます」

 

「大らか」「寛大」との違い

では次に、「寛容」と似た意味のある「大らか」「寛大」という語との違いについて見ていきます。

まず、これらの語には以下の意味があります。

心がゆったりとして、細かいことにこだわらないさま。

出典:明鏡国語辞典「大らか」

度量が大きく、思いやりがあること。

出典:明鏡国語辞典「寛大」

そして、これらの語と「寛容」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「大らか」:「子育てにはある意味での大らかさが必要だ」(子育てにはある意味で細かいことにこだわらない心のゆとりが必要だ)
  • 「寛大」:「彼は家族に対して寛大で、子どもたちから尊敬されている」(彼は家族のことをよく受け入れて思いやりのある態度で接し、子どもたちから尊敬されている)
  • 「寛容」:「彼は自分の子どもの欠点すらも寛容することができないようだ」(彼は自分の子どもの欠点すらも許すことができないようだ)

つまり、「大らか」は「心にゆとりがあり小さなことにはこだわらない様子」、「寛大」は「他人を受け入れる、思いやりがあること」、「寛容」は「他人を許して欠点などをとがめないこと」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「寛容」の意味と使い方、「大らか」「寛大」についてまとめました。

この言葉は「他人のことを受け入れること、欠点などを強くとがめないこと」を表し、他人のことを許し、欠点やミスなどを必要以上に責めることのない心の広い人やそうした振る舞いについて述べる場合に用います。

また「寛大」「大らか」といった語には、それぞれ「度量が大きく(他人を受け入れる心の広い性質がある)思いやりがある」、「心にゆとりがあること」を表します。

いずれも「寛容」と近い意味があり長所として述べることができる語となりますが、ニュアンスが異なるため、たとえば自分や周囲の人の性質について表す場合には、「人を必要以上に責めない」心の広さがある、もしくは「他人の言うことをよく聞き入れる」、「ゆったりとして心に余裕があり、小さなことにこだわったり騒ぎ立てたりしない」といった点で適した語を使い分けるようにすると良さそうです。

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