言葉の使い方を中心にブログ運営・フリーランスに関することなど、ライティングの仕事に関わる情報を広く紹介するブログです。

Kotoログ

言葉・単語の意味

「乖離」の意味と使い方・例文・「差異」との違いまとめ

投稿日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「乖離」という言葉は「かいり」と読み、主に「人心の乖離」などの形で用いられています。

この言葉は日常において頻用する言葉ではなく、また一見してどんな意味があるのかが分かりづらいところがありますが、実際のところどのようなことを表しているのか、ここでは「乖離」の基本的な意味と使い方、また近い意味がある「差異」という語と比較しながら両者の違いについて説明していきます。

 

「乖離」の意味と使い方・例文・「差異」との違い

それでは、以下に「乖離」の意味と使い方、また「差異」との違いを説明します。

 

意味

まず、「乖離」には「背き離れること、離反、離れ離れになること」という意味として定義されています。

ちなみに「乖離」の「乖」は「背く」、「離」は「離れること」を意味し、そこから「乖離」は「もともと関係のある二者の心が背き離れること、結びつきが離れること」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、この言葉の使い方を例文を用いて見ていきます。

この言葉は、「関係のある二つの物事が離れ離れになる」状態を表す場面で、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「経営者と現場社員との乖離が深まる」
  • 「悪政に民心が乖離する」
  • 「この言葉の使い方は本来のものと乖離している」
  • 「応募者が抱いている企業イメージと実情との間にある乖離を感じ取る」
  • 「海外移住をする人の中には、あらかじめ抱いていたイメージと実際の生活との間に乖離により帰国に至るケースもある」

 

「差異」との違い

次に、似た意味のある「差異」との違いについて見ていきます。

「差異」には、「他のものとの違い、他と比較しての違い、相違」という意味があり、2つ以上のものを比べた時の違いを表す語となります。

そして、この語と「乖離」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「差異」:「理想と現実の差異が大きい」(理想と現実の違いが大きい)
  • 「乖離」:「理想と現実との乖離」(もともと一つであった理想と現実が離れ離れになる)

上記の例文では、つまるところは、どちらも「理想と現実に隔たりがある状態」であることを言っているものとなりますが、両者のニュアンスは異なります。

まず「差異」は「2つ以上のものを比較した時のその間にある相違」のことを表す語であるため、この例文であれば、理想と現実を比べた時に「その両者には異なるところが大きい」ということを述べています。

それに対して「乖離」は、「(本来つながりのある物事の間に)隔たりができる、離れ離れになっていること」を表すため、例文であれば、「もともとは重なり合っていた理想と現実が離れた状態、つながりがない状態になっている」ことを述べていることになります。

 

まとめ

以上、「乖離」の意味と使い方についてまとめました。

この言葉は、その字が示しているように「二者の結びつきが離れること」を表します。

対して二つ以上の物事の違いを表す「差異」という語は、同じようなことを示しているようでも両者には違ったニュアンスがあるため、そのケースによって適切なものを使い分けることができます。

-言葉・単語の意味

Copyright© Kotoログ , 2019 All Rights Reserved.