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「情景」の意味と使い方・例文・「景色」「風景」との違いまとめ

投稿日:2017年10月23日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です>

「情景」(読み方:「じょうけい」)という言葉は、「~の情景」などの形でよく用いられています。

概ね意味は分かる、もしくは想像が付くという人が多いかと思いますが、具体的にこの言葉はどのようなことを表すのか、また近い意味のある「景色」「風景」といった語とはどのような違いがあるのかを疑問に思うこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「情景」の意味と使い方、また「景色」「風景」と比較しながらそれぞれの違いを説明していきます。

 

「情景」の意味と使い方・例文・「景色」「風景」との違い

それでは、以下に「情景」の意味と使い方、また「景色」「風景」との違いを説明します。

 

意味

まず、「情景」には「心にある感情を生じさせる風景や場面」という意味があり、「心を通じて感じ取る景色、心に何かを感じさせる風景や場面」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「情景」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「買い物の途中に商店街で母娘の微笑ましい情景を目にする」
  • 「無邪気に今その時を楽しんでいた、まだ幼い時分の情景が目に浮かんだ」
  • 「その作品には、庶民の生き生きとした情景が描写されている」
  • 「犬が子どもにじゃれるほのぼのとした情景が目に留まる」

 

「景色」「風景」との違い

ここからは、似た意味のある「景色」「風景」という語との違いについて見ていきます。

まず、「景色」には「山や川などの自然の眺め」、「風景」は「目に映る広い眺め、景色」「その場のありさま」といった意味があります。

そして、これらの語と「情景」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「景色」:「富士山を望むカフェで美しい景色を堪能しながらお茶を飲む」(車窓から田園が延々と続く景色を眺める)
  • 「風景」:「彼女はそこで選手たちの練習風景を眺めるのが日課になっていた」(彼女はそこで選手たちの練習風景を眺めるのが日課になっていた)、「壮大な琵琶湖の風景を一望できるテラス席で心地よい時間を過ごす」(壮大な琵琶湖の景色を一望できるテラス席で心地よい時間を過ごす)
  • 「情景」:「休日の公園を散歩していると、親子連れの和やかな情景を目にすることが多い」(休日の公園を散歩していると、親子連れの和やかな様子を目にすることが多い)

つまり、「景色」は「自然の眺め」、「情景」は「心に何かの感情や印象を引き起こす場面(や景色)」を表します。また、「風景」は「目に映る広い眺め、もしくはその場の様子」を表しますが、「目に映る姿が快い自然の眺めや好感が持てる(感じが良い)人の様子などに対して用いる」というニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「情景」の意味と使い方、「景色」「風景」との違いについてまとめました。

これらの語はそれぞれ自然の眺めや人の場面を表しますが、「情景」は単なる眺め・景色や人の様子といったものではなく「心に何かの感情や印象を生じさせる景色や場面」を表します。

それに対して、「景色」は「自然の眺め」、「風景」は「快い(広い範囲の)眺めや好ましい人の場面」を表します。

たとえば、何か心に感じ入るものがある場面を描写するには「情景」、単に美しい自然の眺めについて述べる場合には「景色」、見ていて感じの良い場面や快い印象をもたらす景色について表す場合には「風景」といったように使い分けることができます。

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