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「自重」の意味と使い方・例文・「自粛」との違いまとめ

投稿日:2017年7月27日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「自重」という言葉は「行動を慎む」という意味で主に用いられますが、他にも複数の意味を持ち異なる使い方があります。

また、別の言葉で「何かの行動を慎む」という似たような意味を持つ語として「自粛」がありますが、この両者の語は違いが分かりにくいところがあるため、ここでは、「自重」の意味や使い方と併せて、「自粛」という語とどのような違いがあるのかを説明していきます。

 

「自重」の意味と使い方・例文・「自粛」との違いまとめ

それでは、以下に「自重」の意味と使い方、また「自粛」との違いを説明します。

 

意味・使い方・例文

まず、「自重」には以下のような3つの意味があります。

  1. 自分の行いを慎むこと、軽々しく振る舞わないこと
  2. 自分の品位を保ちみだりに卑下しないこと、自尊
  3. 自分の身体を大切にし、健康を損なわないようにすること、自愛

ただこれだけでは具体的な意味が想像しにくいかと思いますので、以下にこの言葉の具体的な使い方を例文を使って挙げてみます。

  • 「内定をもらったとはいっても取り消しになることもあり得る。浮かれていないでもっと自重すべきだ」(1の意味での使い方)
  • 「そろそろ将来のことを考えて自重したほうが良い」(1の意味での使い方)
  • 「彼は自尊自重の念が強い」(2の意味での使い方)
  • 「ご多忙の折とは存じますが、何とぞご自重ください」(3の意味での使い方)
  • 「酷暑の折から、一層のご自重をお祈り申し上げます」(3の意味での使い方)

つまり、上記の例文からある程度想定できるように、まず1の意味においては「軽はずみな行動を慎んで間違いを起こさないように注意すること」、2は「自分の品位を重んじること」、3は(「自愛」という言葉と同じように)「身体を大切にすること」といった意味で用いられます。

これらの3つの意味はそれぞれ異なるようではありますが、何れも「自らを大切にする、尊重する」といったニュアンスが含まれるという部分で共通しているといえます。

【「自愛」の使い方に関する参考記事】:「お大事に」の意味と使い方・類似表現まとめ

 

「自粛」との違い

次に、「自重」と近い意味のある「自粛」という語との違いについて見ていきます。

まず、「自粛」には「自分から進んで行いや態度を慎むこと」という意味があります。

この意味だけを見ると、この語は「自重」の1の意味とほぼ同じように受け取れ違いが分かりにくいところがありますが、両者の使い方を例文で比較してみると以下のようになります。

  • 「自粛」:「その添加物の危険性を考慮して業者はそれを含む商品の販売を自粛した」(危険な添加物を含む商品を販売することを自ら慎む)
  • 「自重」:「試験が終わったからといって羽目を外すことなく自重するように」(試験が終わったからといって羽目を外さず、慎重に行動するように注意する)

つまり、「自粛」は「(他者からの評価を気にして)何らかの行いを自ら控えること」をいい、「自重」は「(問題や間違いを起こさないように)慎重な振る舞いをする」ことを表す、という部分において違いがあります。

 

まとめ

以上、「自重」の意味と使い方、「自粛」との違いについてまとめました。

「自重」には複数の意味がありますが、主に「何か問題を起こすことがないように慎重な振る舞いをすること」という意味で用いられます。

また同じような意味を表す語として「自粛」がありますが、この語は「自ら何らかの行いを慎むこと」を表し、「慎重になること」を表す「自重」とはニュアンスが異なります。

似ているようであっても用いる場面が異なるため、意識して使い分けるようにすると良いかと思います。

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