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「邪推」の意味と使い方・例文・「憶測」「猜疑」との違いまとめ

投稿日:2017年12月8日 更新日:

<この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です>

「邪推」(読み方:「じゃすい」)という言葉は、「~を邪推する」「邪推深い」などの形でよく用いられています。

とはいえ、それほど日常的に用いる語ではなく、具体的にどのようなことを表すのか、もしくは「憶測」「猜疑」といった近い意味のある語とはどのような違いがあるのか、中には疑問を抱くこともあるかもしれません。

そこで、ここでは「邪推」の意味と使い方、「憶測」「猜疑」との違いを説明していきます。

 

「邪推」の意味と使い方・例文・「憶測」「猜疑」との違い

それでは、以下に「邪推」の意味と使い方、また「憶測」「猜疑」との違いを説明します。

 

意味

まず、「邪推」には以下のような意味があります。

他人の言動を悪い方に推測すること。ひがみから悪く想像して考えること。

出典:明鏡国語辞典「邪推」

つまり、「他人の言動を良くない方向に想像して判断すること、物事を自分にとって良くないように受け取り悪く考えること」を表す語となっています。

 

使い方・例文

次に、「邪推」の使い方を例文を使って見ていきます。

この言葉は、たとえば以下のように用いることができます。

  • 「彼がスレンダーな美人と歩いているところを目撃し、二人の仲を邪推する」
  • 「最近帰りが遅いことを邪推した妻と無駄な喧嘩をする」
  • 「彼は邪推深い人なので、疑いを招く言動は控えるようにしている」
  • 「後輩が先に出世すると知り、その理由を邪推する」

 

「憶測」「猜疑」との違い

では次に、似た意味のある「憶測」「猜疑」という語との違いについて見ていきます。

まず、これらの語には以下の意味があります。

根拠もなく、いいかげんに推測すること。当て推量。

出典:明鏡国語辞典「憶測」

人の言動を勘ぐり、何か裏があるのではないかと疑うこと。

出典:明鏡国語辞典「猜疑」

そして、これらの語と「邪推」の使い方を比較すると以下のようになります。

  • 「憶測」:「彼女が町を出た理由についてさまざまな噂が飛び交っているが、どれも憶測の域を出なかった」(彼女が町を出た理由についてさまざまな噂が飛び交っているが、どれも根拠のないいい加減な推測に過ぎなかった)
  • 「猜疑」:「突然馴れ馴れしく接してくるようになった知人を猜疑の目で見る」(突然馴れ馴れしく接してくるようになった知人に対して必要以上にあれこれと考え、何か自分に不利なことになるのではないかと疑う)
  • 「邪推」:「妻が旧友と会うと言いおしゃれをしていそいそと外出するところを見て、友人との仲を邪推する」(妻が旧友と会うと言いおしゃれをしていそいそと外出するところを見て、友人との仲を悪いように想像して考える)

つまり、「憶測」は「根拠もなしに何かを無責任に推測すること」、「猜疑」は「他人の言動について余計なことに気を回して悪く考え、何か裏があるのではないかと疑うこと」、「邪推」は「ひがんで物事を悪く考えること」を表すというニュアンスの違いがあります。

 

まとめ

以上、「邪推」の意味と使い方、また「憶測」「猜疑」との違いについてまとめました。

この言葉は「他人のとった言動を悪いように推測することや、ひがみの感情から物事を悪く考えること」を表し、「邪推深い」「~を邪推する」などの形で用います。

近い意味の語に「猜疑」がありますが、この場合は他人の言動について必要以上に気を回して、そこに自分にとって何か悪いことがあるのではないかと疑うことを表します。

そして、「憶測」は根拠もなしに何かを勝手に推測することを表し、「邪推」「猜疑」のように何かを悪く受け取ったり疑ったりするのではなく、単に無責任に何かを推し量ることをいいます。

それぞれ異なるニュアンスがあるため、適度な場面で使い分けることができます。

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